“しんか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臣下20.0%
眞價15.0%
心火10.0%
真価10.0%
進化10.0%
新瓜5.0%
新花5.0%
真書5.0%
秦火5.0%
臣家5.0%
身火5.0%
進歌5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すでに伊那丸君いなまるぎみがごさいごとわかった以上いじょうは、いさぎよくおともをして、臣下しんか本分ほんぶんをまっとういたしとうござります」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貴君あなた隨分ずゐぶんくちわるいね』とかなんとか義母おつかさんつてれると、益々ます/\惡口雜言あくこうざふごん眞價しんか發揮はつきするのだけれども、自分じぶんのは合憎あいにうまことをトン/\拍子びやうしふやうな對手あひてでないから
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
さりともらぬミハイル、アウエリヤヌイチは、大得意だいとくいで、仏蘭西フランス早晩そうばん独逸ドイツやぶってしまうだろうとか、モスクワには攫客すりおおいとか、うま見掛みかけばかりでは、その真価しんかわからぬものであるとか。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ところが、物質ぶつしつ進化しんか方面ほうめんと、精神上せいしんじようのことゝは反對はんたいで、複雜ふくざつなものをだんだん整頓せいとんして、簡單かんたんにして能力のうりよく出來できることが、文明ぶんめいすゝんでゆくありさまであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
王曰く、たま/\新瓜しんかを進むる者あり、けいと之をこころみんと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
タッタ今まで新婚匆々時代の紅い服を着ていた黛子さんが、今度は今一つ昔の、可憐な宮女時代の姿に若返って、白いもすそを長々と引きはえている。鬢鬟びんかん雲の如く、清楚せいそ新花しんかに似たり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
或る時尋ねると、ごくほそ真書しんかきで精々せっせと写し物をしているので、何を写しているかと訊くと、その頃地学雑誌に連掲中の「鉱物字彙じい」であった。
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
百家の書に読まないでいものはない。十三ぎょうといい、九経といい、六経という。ならべ方はどうでも好いが、秦火しんかかれた楽経がくけいは除くとして、これだけは読破しなくてはならない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
男子なんしにも、六八ずゐ煬帝やうだい臣家しんか六九麻叔謀ましゆくぼうといふもの、小児せうにの肉を嗜好このみて、ひそかに民の小児をぬすみ、これをしてくらひしも七〇あなれど、是は浅ましき七一えびす心にて、あるじのかたり給ふとはことなり。
お貞はかの女が時々神経に異変をきたして、かしらあたかもるるがごとく、足はわななき、手はふるえ、満面あおくなりながら、身火しんか烈々身体からだを焼きて、こうとして、ぼうとして、ほとんど無意識に
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
進歌しんか律呂りつりよをさ
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)