“しんが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
殿85.2%
真我7.4%
真書3.7%
身我3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戯作者げさくしゃ殿しんがりとしては、仮名垣魯文と、後に新聞記者になった山々亭有人さんさんていありんど条野採菊じょうのさいぎく)に指を屈しなければならない。
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
世から何ものをかんとすれば世俗に没して真我しんがをうしなう。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一つ一つ「帽子」を脱ぎ取って縁側へ並べたり子芋の突起を鼻に見立てて真書しんがき筆でキューピーの顔をかき上げるものもあった。
球根 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
〔譯〕眞己しんこを以て假己かこつ、天理なり。身我しんがを以て心我をがいす、人欲じんよくなり。