“山々亭有人”の読み方と例文
読み方割合
さんさんていありんど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戯作者げさくしゃ殿しんがりとしては、仮名垣魯文と、後に新聞記者になった山々亭有人さんさんていありんど条野採菊じょうのさいぎく)に指を屈しなければならない。
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
採菊山人はすなわち山々亭有人さんさんていありんどにして仮名垣魯文かながきろぶんの歿後われら後学の徒をして明治の世に江戸戯作者の風貌を窺知うかがいしらしめしもの実にこの翁一人いちにんありしのみ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)