“しんがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンガリ
語句割合
殿63.3%
殿軍24.8%
後殿3.7%
殿後3.7%
殿陣1.8%
後尾0.9%
後陣0.9%
臀後0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時信玄は殿(しんがり)として、最後に宝蔵から出て来たが、再び鍵を手に取って宝蔵の戸を閉じようとした。するとにわかに不安になった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
こうして殿軍(しんがり)が谷に下り、先陣が対山の向こう側へ次第に姿を消す頃には、ただ見る一匹の大蜈蜙(おおむかで)が全身焔(ほのお)に包まれながら白布の上を這(は)うかのように
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
上伊那の沢渡村(さわどむら)という方から片桐宿まで、こんな押し問答の末に一人の百姓を無理押しつけに供に連れて来た浪士仲間の後殿(しんがり)のものもあった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
三人の青年は新聞社の先輩と話しながら殿後(しんがり)を勤めた。田川の伯父さんは尾崎さんを案内しながら
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「背後より大弥太の手の者など、追い討ちかけないものでもなし、わたし殿陣(しんがり)仕ると、このように申して彦四郎は、わざとおくれましてござります」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
モローゾフ教授とナターシャは、いつものとおり、五人から三十間(サージェン)ほど離れて後尾(しんがり)につづいた。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
と、三十頭の土佐犬が、葉之助の周囲を囲みながら、後陣(しんがり)として駈け出した。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
団さんは何処までも旦那様と崇(あが)められて一番先の俥に乗った。田鶴子さんは旦那様のお嬢様とあって二番だった。僕はお供の又お供と認められて当然臀後(しんがり)を承った。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)