“後陣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごじん88.9%
しんがり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「右脇には、武田太郎義信様。望月甚八郎どの。——また後陣ごじんとしては、跡部大炊介どの、今福浄閑斎どの、浅利式部少輔どの……」
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と深くも考えずに浮気うわきの不平だけを発表して相手の気色けしきうかがう。向うが少しでも同意したら、すぐ不平の後陣ごじんり出すつもりである。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と、三十頭の土佐犬が、葉之助の周囲を囲みながら、後陣しんがりとして駈け出した。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)