“殿後”の読み方と例文
読み方割合
しんがり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや。時稀ときたま殿後しんがりを勤めることもあるよ。しかし然ういう時は却って重いから、矢っ張り早くやって貰う方が宜い」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
三人の青年は新聞社の先輩と話しながら殿後しんがりを勤めた。田川の伯父さんは尾崎さんを案内しながら
村の成功者 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
と一ぴき呉れた。名前を連ねて書く場合のように順次不同という奴で乗って来たものだから、殿後しんがりを勤めていた田鶴子さんは何時の間にか俥を止めて買物をしたのだった。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)