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縁組
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えんぐみ
ふりがな文庫
“
縁組
(
えんぐみ
)” の例文
第二、上等士族を
給人
(
きゅうにん
)
と称し、下等士族を
徒士
(
かち
)
または
小役人
(
こやくにん
)
といい、給人以上と徒士以下とは
何等
(
なんら
)
の事情あるも
縁組
(
えんぐみ
)
したることなし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
したが、こゝな
浮氣者
(
うはきもの
)
、ま、
予
(
わし
)
と一しょに
來
(
き
)
やれ、
仔細
(
しさい
)
あって
助力
(
ぢょりき
)
せう、……
此
(
この
)
縁組
(
えんぐみ
)
が
原
(
もと
)
で
兩家
(
りゃうけ
)
の
確執
(
かくしつ
)
を
和睦
(
わぼく
)
に
變
(
か
)
へまいものでもない。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
馬鹿っ! 貧乏はしても嘉三郎だぞ! そこえらの
水呑
(
みずのみ
)
百姓と
縁組
(
えんぐみ
)
が出来ると思うのか! 痩せても枯れても庄屋の家だぞ。
栗の花の咲くころ
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
鵙屋夫婦は出来てしまったことは仕方がないしまあまあ佐助だったのはよかったそのくらいなら去年
縁組
(
えんぐみ
)
をすすめた時なぜあのような心にもないことを
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
熊内中尉を別に毛虫のように
芯
(
しん
)
から嫌っているわけではないのだから、いくらでも、竹花中尉との
縁組
(
えんぐみ
)
をAに自らすすんで破らせる位のことは、なんなくできるんだ。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
四十に
近
(
ちか
)
しとか
隨分
(
ずゐぶん
)
相應
(
さうおう
)
の
縁組
(
えんぐみ
)
なれば
能々
(
よく/\
)
御世話頼入
(
おせわたのみいる
)
と申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さへ
持
(
も
)
てりと
聞
(
き
)
くに
娘
(
むすめ
)
の
爲
(
ため
)
にも
我
(
わ
)
が
爲
(
ため
)
にも
行末
(
ゆくすゑ
)
わろき
縁組
(
えんぐみ
)
ならずとより/\の
相談
(
さうだん
)
も
洩
(
も
)
れきく
身
(
み
)
の
腹
(
はら
)
だゝしさ
縱令
(
たとひ
)
身分
(
みぶん
)
は
昔
(
むかし
)
の
通
(
とほ
)
りならずとも
現在
(
げんざい
)
ゆるせし
良人
(
をつと
)
ある
身
(
み
)
に
忌
(
いま
)
はしき
嫁入
(
よめいり
)
沙汰
(
ざた
)
きくも
厭
(
いや
)
なり
表
(
おもて
)
にかざる
仁者顏
(
じんしやがほ
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ロレ ロミオよ、
出
(
で
)
てござれ、
出
(
で
)
てござれよ、こりゃ
人目
(
ひとめ
)
を
怕
(
おそ
)
れ
憚
(
はゞか
)
る
男
(
をとこ
)
。あゝ、
卿
(
そなた
)
は
憂苦勞
(
うきくらう
)
に
見込
(
みこ
)
まれて、
不幸
(
ふしあはせ
)
と
縁組
(
えんぐみ
)
をお
爲
(
し
)
やったのぢゃわ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
かつ
限
(
かぎり
)
ある士族の内にて互に
縁組
(
えんぐみ
)
することなれば、縁に縁を重ねて、二、三百年以来今日に
至
(
いたり
)
ては、士族はただ同藩の
好
(
よしみ
)
あるのみならず、現に骨肉の親族にして
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
何時
(
いつ
)
まで
獨身
(
ひとり
)
で
居
(
ゐ
)
る
心
(
こゝろ
)
が
數
(
かぞ
)
へる
歳
(
とし
)
の
心細
(
こゝろぼそ
)
さ
是
(
これ
)
ほどならばなぜ
昔
(
むかし
)
お
詞
(
ことば
)
そむいて
厭
(
いと
)
ひしか
我
(
わ
)
れと
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
知
(
し
)
れませぬ
母
(
はゝ
)
さまなしのお
手
(
て
)
一
(
ひと
)
つに
御苦勞
(
ごくらう
)
たんと
懸
(
か
)
けまして
上
(
うへ
)
の
上
(
うへ
)
にも
又
(
また
)
幾年
(
いくねん
)
お
心
(
こゝろ
)
休
(
やす
)
めぬ
不料簡
(
ふれうけん
)
不孝
(
ふかう
)
のお
詫
(
わび
)
は
向後
(
きやうこう
)
さつぱり
芳
(
よし
)
さまのこと
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つて
何方
(
いづかた
)
への
縁組
(
えんぐみ
)
なれ
仰
(
おほ
)
せに
違背
(
ゐはい
)
は
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
……
萬
(
まん
)
一、
此
(
この
)
藥
(
くすり
)
が
毒藥
(
どくやく
)
であったら? ロミオどのと
縁組
(
えんぐみ
)
させておきながら、
此
(
こ
)
の
婚禮
(
こんれい
)
をさすときは、
宗門
(
しゅうもん
)
の
恥
(
はぢ
)
となるによって、それで
予
(
わし
)
を
殺
(
ころ
)
さうといふ
深
(
ふか
)
い
陰謀
(
たくみ
)
の
毒藥
(
どくやく
)
ではあるまいものでもない。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
“縁組”の意味
《名詞》
夫婦や養子の関係を結ぶこと。特に養子縁組の関係を結ぶこと。
(出典:Wiktionary)
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁端
縁先
縁故
縁喜
縁付
縁談