外國人ぐわいこくじん)” の例文
新字:外国人
そこで、外國人ぐわいこくじん吾等われら立去たちさつたあとで、このしま上陸じやうりくして、此處こゝ自分じぶんが、第一だいいち發見はつけんしたしまだなんかと、くだひたつて無益だめもうすのだ。
何事なにごと外國人ぐわいこくじんせつ妄信まうしんする日本人にほんじんは、これをいておほいに感服かんふくしたもので、識見しきけん高邁かうまいせうせられた岡倉をかくらかくごときも
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
わたくしだいとうのスタニスラウの勳章くんしやうもらひました。だいとう勳章くんしやうは、全體ぜんたいなら外國人ぐわいこくじんでなければもらへないのですが、わたくしにはの、特別とくべつもつてね、例外れいぐわいえます。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
四馬路スマロ菜館さいくわん廣東料理くわんとんれうり舌皷したつゞみち、外國人ぐわいこくじんのバアでリキユウルをすすり、日本料理屋にほんれうりや藝者達げいしやたち長崎辯ながさきべんき、さらにフランス租界そかい秘密ひみつ阿片窟あへんくつ阿片あへんまでつてみた。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
すると、吾等われらこのしま立去たちさつたあとで、外國人ぐわいこくじんどもがやつてても大丈夫だいじやうぶです。なに海岸かいがんへんまるはた押倒おしたをして、獅子しゝだの、鷲印わしじるしはたなんかてたところ無益だめだ/\。
其人そのひとだ三十さいらぬわかをとこで、頬骨ほゝぼねひろい、ちひさい、ブルネト、其祖先そのそせん外國人ぐわいこくじんつたかのやうにもえる、かれまちときは、ぜにつたら一もんもなく、ちひさいかばんたゞ一個ひとつ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
けれど、第一だいいちに、其樣そんな危險きけん深山しんざん如何どうして紀念塔きねんたうてるか、外國人ぐわいこくじんかれぬほど危險きけんところへは、吾等われらだつてかれぬはづではいかと、すかさず一本いつぽん切込きりこむと、武村兵曹たけむらへいそうちつともおどろかない。