“分限:ぶんげん” の例文
“分限:ぶんげん”を含む作品の著者(上位)作品数
福沢諭吉2
関寛1
徳冨蘆花1
徳富蘇峰1
新渡戸稲造1
“分限:ぶんげん”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 医学 > 衛生学 公衆衛生 予防医学33.3%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓8.3%
社会科学 > 教育 > 教育4.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
各自の職務には分限ぶんげんがあって、その範囲はんいだっするをゆるさぬ、すなわち厳格なる境界を越えてはならぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
また巫覡ふけんに迷うべからず、衣服分限ぶんげんに従うべし、年わかきとき男子とれ猥れしくすべからず云々は最も可なり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
第八 衣服いふく精粗美惡よしあしひと分限ぶんげんるといへども、肌着はだぎ木綿もめんフラン子ルをよしとす。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
ゆうべお旗本のがま本多ほんだ部屋へやで、はんつづけて三ったら、いうてのにわか分限ぶんげんでの
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
時節悪しきにてはなし、分限ぶんげんを忘るる故諸色しょしき高直こうじきに相成るなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ふざけるねえ——それにしてもこう押し詰ってから大黒柱がぽっきりと来た日にゃあ、徳撰の店も上ったりだろうぜ。そこへ行くと、お前の前だが、一でえ分限ぶんげんの悲しさってものさのう。」
人の天然生まれつきは、つながれず縛られず、一人前いちにんまえの男は男、一人前の女は女にて、自由自在なる者なれども、ただ自由自在とのみ唱えて分限ぶんげんを知らざればわがまま放蕩に陥ること多し。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それゆえ商人はわけて泰平の御国恩を有難く相心得、追々触出し候おもむきを相守り、正路にして質素倹約を致すべく候処、だんだん御国恩を忘れ奢侈しゃしに移り衣食の分限ぶんげんわきまえず、三百目
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それを一部の社会では神聖な恋愛だとか人情の自然だとか、大層はやして奨励するような口気こうきがある。実に沙汰さたの限りだね。人間は誰でも自分の分限ぶんげんを守って心ののりを超えないのが美徳だ。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
第九 食物しよくもつ衣服いふくごと分限ぶんげんによるは勿論もちろんなれど、肉食にくしよくあざらけくあたらしきしな野菜やさいわかやわらかなるしなえらぶべし。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
この小さな日本を六十幾つにしきって、ちょっと隣へ往くにも関所があり、税関があり、人間と人間の間には階級があり格式があり分限ぶんげんがあり、法度はっとでしばって、習慣で固めて、いやしくも新しいものは皆禁制、新しい事をするものは皆謀叛人むほんにんであった時代を想像して御覧なさい。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)