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通
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どお
ふりがな文庫
“
通
(
どお
)” の例文
これはつまり
土地
(
とち
)
の
御守護
(
ごしゅご
)
に
当
(
あた
)
らるる
神様
(
かみさま
)
でございまして、その
御本体
(
ごほんたい
)
は
最初
(
はじめ
)
から
活
(
い
)
き
通
(
どお
)
しの
自然霊
(
しぜんれい
)
……つまり
竜神様
(
りゅうじんさま
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
向
(
むこ
)
うのぼんやり白いものは、かすかにうごいて返事もしませんでした。
却
(
かえ
)
って
注文
(
ちゅうもん
)
通
(
どお
)
りの電光が、そこら
一面
(
いちめん
)
ひる間のようにしてくれたのです。
ガドルフの百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
衝
(
つい
)
て猛然とハンドルを握ったまではあっぱれ
武者
(
むしゃ
)
ぶりたのもしかったがいよいよ
鞍
(
くら
)
に
跨
(
またが
)
って
顧盻
(
こけい
)
勇を示す一段になるとおあつらえ
通
(
どお
)
りに参らない
自転車日記
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そのうちに、
待
(
ま
)
ち
通
(
どお
)
しかった
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けかかった。
花
(
はな
)
は、うなされながらも、いくらかは
眠
(
ねむ
)
ったような
気持
(
きも
)
ちもしました。しかし
頭
(
あたま
)
は
重
(
おも
)
かったのであります。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あわてて
箪笥
(
たんす
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
へ
手
(
て
)
をかけた
新
(
しん
)
七は、
松江
(
しょうこう
)
のいいつけ
通
(
どお
)
り、
片
(
かた
)
ッ
端
(
ぱし
)
から
抽斗
(
ひきだし
)
を
開
(
あ
)
け
始
(
はじ
)
めた。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
▼ もっと見る
一
時
(
とき
)
でも、
彼
(
かれ
)
から
離
(
はな
)
れて
見
(
み
)
たく
思
(
おも
)
うのであったが、
友
(
とも
)
は
自分
(
じぶん
)
より
彼
(
かれ
)
を一
歩
(
ぽ
)
でも
離
(
はな
)
すことはなく、
何
(
なん
)
でも
彼
(
かれ
)
の
気晴
(
きばらし
)
をするが
義務
(
ぎむ
)
と、
見物
(
けんぶつ
)
に
出
(
で
)
ぬ
時
(
とき
)
は
饒舌
(
しゃべ
)
り
続
(
つづ
)
けて
慰
(
なぐさ
)
めようと、
附纒
(
つきまと
)
い
通
(
どお
)
しの
有様
(
ありさま
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
妾も東上して
本郷
(
ほんごう
)
切
(
き
)
り
通
(
どお
)
しを通行の際、ふと川上一座と
襟
(
えり
)
に
染
(
そ
)
めぬきたる
印半天
(
しるしばんてん
)
を着せる者に逢い、思わずその人を熟視せしに、これぞ
外
(
ほか
)
ならぬ川上にして、彼も大いに驚きたるものの如く
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
普請
(
ふしん
)
はもう八
分
(
ぶ
)
通
(
どお
)
りも
進行
(
しんこう
)
して
居
(
お
)
り、
大工
(
だいく
)
やら、
屋根職
(
やねや
)
やらが、
何
(
いず
)
れも
忙
(
いそ
)
がしそうに
立働
(
たちはたら
)
いているのが
見
(
み
)
えました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そこで私の鑑定から云うと、今の延子さんは、
都合
(
つごう
)
よく私のお
誂
(
あつら
)
え
通
(
どお
)
りのところにいらっしゃるに違ないのよ
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今更
(
いまさら
)
申上
(
もうしあ
)
ぐるまでもなく、
皇孫命様
(
こうそんのみことさま
)
をはじめ
奉
(
たてまつ
)
り、
直接
(
ちょくせつ
)
そのお
指図
(
さしず
)
の
下
(
もと
)
にお
働
(
はたら
)
き
遊
(
あそ
)
ばす
方々
(
かたがた
)
は
何
(
いず
)
れも
活神様
(
いきがみさま
)
……つまり
最初
(
さいしょ
)
からこちらの
世界
(
せかい
)
に
活
(
い
)
き
通
(
どお
)
しの
自然霊
(
しぜんれい
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“通”の意味
《名詞》
(ツウ)趣味の分野において、特に暗黙のルールとなっていることまで知悉していること。江戸時代、元禄期における趣味人の価値が「粋」であったのに対し、化政期において重視された価値。
(とおり 「通り」とも) 特に市街地の内部にあって、形状がおおむね同一で、連続する道路の呼称。
(出典:Wiktionary)
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“通”を含む語句
普通
通過
一通
大通
通路
通行
通常
人通
密通
貫通
姦通
切通
表通
裏通
見通
通帳
風通
目通
行通
二通
...