“附纒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきまと81.8%
つきまつわ18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お前だけを殘して、飛んで了つたらうと言ふことだよ、二千兩も持つて居るんだから、お前なんぞに附纒つきまとはれちや厄介だらう」
生中なまなかこがれて附纒つきまとふたとて、れてはれるなかではなし、可愛かあいひと不義ふぎせてすこしもれが世間せけんれたらなんとせう
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
流石さすがに手を取って引張ることもしない、顔は知っているが名も知らない気味の悪い男が附纒つきまつわりますので、お若さんは心配でならない。
半面変相へんそうになるというのも、あくまでお累が己の身体に附纒つきまつわってたゝりをなす事ではないかと、流石さすがの悪党も怖気立こわげたち、ものをも言わず暫くは茫然ぼんやりと立って居りましたが、お賤は気が附きませんから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)