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附纒
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つきまと
ふりがな文庫
“
附纒
(
つきまと
)” の例文
「お前だけを殘して、飛んで了つたらうと言ふことだよ、二千兩も持つて居るんだから、お前なんぞに
附纒
(
つきまと
)
はれちや厄介だらう」
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
生中
(
なまなか
)
こがれて
附纒
(
つきまと
)
ふたとて、
晴
(
は
)
れて
添
(
そ
)
はれる
中
(
なか
)
ではなし、
可愛
(
かあい
)
い
人
(
ひと
)
に
不義
(
ふぎ
)
の
名
(
な
)
を
着
(
き
)
せて
少
(
すこ
)
しも
是
(
こ
)
れが
世間
(
せけん
)
に
知
(
し
)
れたら
何
(
なん
)
とせう
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
僕はヹネチヤが海上の一
覇
(
は
)
王として東洋に迄交通して居た貴族政治の昔を忍ばずに居られなかつた。絵葉書
売
(
うり
)
と
擬宝玉売
(
にせだまうり
)
とが
煩
(
うる
)
さく
行
(
ゆき
)
交
(
か
)
ふ
旅客
(
りよかく
)
に
附纒
(
つきまと
)
つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
一
時
(
とき
)
でも、
彼
(
かれ
)
から
離
(
はな
)
れて
見
(
み
)
たく
思
(
おも
)
ふので
有
(
あ
)
つたが、
友
(
とも
)
は
自分
(
じぶん
)
より
彼
(
かれ
)
を一
歩
(
ぽ
)
でも
離
(
はな
)
す
事
(
こと
)
はなく、
何
(
なん
)
でも
彼
(
かれ
)
の
氣晴
(
きばらし
)
をするが
義務
(
ぎむ
)
と、
見物
(
けんぶつ
)
に
出
(
で
)
ぬ
時
(
とき
)
は
饒舌
(
しやべ
)
り
續
(
つゞ
)
けて
慰
(
なぐさ
)
めやうと、
附纒
(
つきまと
)
ひ
通
(
どほ
)
しの
有樣
(
ありさま
)
。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
何しろ
口惜
(
くやし
)
くて
祟
(
たゝ
)
る幽霊ではなく、
只
(
たゞ
)
恋しい/\と思う幽霊で、三
世
(
せ
)
も四世も前から、ある女がお前を思うて生きかわり死にかわり、
容
(
かたち
)
は
種々
(
いろ/\
)
に変えて
附纒
(
つきまと
)
うて
居
(
い
)
るゆえ、
遁
(
のが
)
れ
難
(
がた
)
い悪因縁があり
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
死
(
し
)
の
影
(
かげ
)
の
附纒
(
つきまと
)
ふ
危
(
あやふ
)
き
戀
(
こひ
)
の
履歴
(
りれき
)
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
一
時
(
とき
)
でも、
彼
(
かれ
)
から
離
(
はな
)
れて
見
(
み
)
たく
思
(
おも
)
うのであったが、
友
(
とも
)
は
自分
(
じぶん
)
より
彼
(
かれ
)
を一
歩
(
ぽ
)
でも
離
(
はな
)
すことはなく、
何
(
なん
)
でも
彼
(
かれ
)
の
気晴
(
きばらし
)
をするが
義務
(
ぎむ
)
と、
見物
(
けんぶつ
)
に
出
(
で
)
ぬ
時
(
とき
)
は
饒舌
(
しゃべ
)
り
続
(
つづ
)
けて
慰
(
なぐさ
)
めようと、
附纒
(
つきまと
)
い
通
(
どお
)
しの
有様
(
ありさま
)
。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
と二人の舁夫は
煩
(
うる
)
さく
附纒
(
つきまと
)
うて勧めて居ります。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
新「
私
(
わたくし
)
の身体へ
附纒
(
つきまと
)
うので」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
纒
漢検準1級
部首:⽷
22画
“附”で始まる語句
附
附着
附近
附添
附合
附纏
附木
附加
附人
附絡