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惡口
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あくこう
ふりがな文庫
“
惡口
(
あくこう
)” の例文
新字:
悪口
「
大豆打
(
でえづぶち
)
にかつ
轉
(
ころ
)
がつた
見
(
み
)
てえに
面中
(
つらぢう
)
穴
(
めど
)
だらけにしてなあ」
剽輕
(
へうきん
)
な
相手
(
あひて
)
は
益
(
ます/\
)
惡口
(
あくこう
)
を
逞
(
たくま
)
しくした。
群衆
(
ぐんしふ
)
は
一聲
(
ひとこゑ
)
の
畢
(
をは
)
る
毎
(
ごと
)
に
笑
(
わら
)
ひどよめいた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
省愼
(
たしな
)
み置たるとは
是
(
これ
)
又
(
また
)
僞
(
いつは
)
りなるべし大方皆
盜
(
ぬす
)
み取たる物ならん茲な
大盜人
(
おほぬすびと
)
めと樣々に
惡口
(
あくこう
)
なしければ元より
武道
(
ぶだう
)
を
琢
(
みが
)
く大橋文右衞門
賊名
(
ぞくみやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ヂュリ
罰當
(
ばちあた
)
りの
夜叉
(
やしゃ
)
め! おゝ、
惡魔
(
あくま
)
め!
予
(
わし
)
に
誓約
(
ちかひ
)
を
破
(
やぶ
)
らせうとしをるばかりか、
前
(
まへ
)
には
幾千度
(
いくせんたび
)
も
比
(
くら
)
べ
物
(
もの
)
の
無
(
な
)
いやうに
褒
(
ほ
)
めちぎった
予
(
わし
)
の
殿御
(
とのご
)
を
其
(
その
)
同
(
おな
)
じ
舌
(
した
)
で
惡口
(
あくこう
)
しをる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
間拔
(
まぬけ
)
に
背
(
せ
)
のたかい
大人
(
おとな
)
のやうな
面
(
つら
)
をして
居
(
ゐ
)
る
團子屋
(
だんごや
)
の
頓馬
(
とんま
)
が、
頭
(
かしら
)
もあるものか
尻尾
(
しつぽ
)
だ
尻尾
(
しつぽ
)
だ、
豚
(
ぶた
)
の
尻尾
(
しつぽ
)
だなんて
惡口
(
あくこう
)
を
言
(
い
)
つたとさ、
己
(
お
)
らあ
其時
(
そのとき
)
千
束樣
(
ぞくさま
)
へねり
込
(
こ
)
んで
居
(
ゐ
)
たもんだから
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
發掘
(
はつくつ
)
を
承知
(
しようち
)
せぬので、
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つたから
惡口
(
あくこう
)
を
吐
(
は
)
いたら、
先方
(
せんぱう
)
も
憤
(
おこ
)
つたといふ
説明
(
せつめい
)
。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
B
僕
(
ぼく
)
は
又折々
(
またをり/\
)
葉書
(
はがき
)
で
友人
(
いうじん
)
と
論戰
(
ろんせん
)
する
事
(
こと
)
がある。十
枚
(
まい
)
づつも
葉書
(
はがき
)
を
往復
(
わうふく
)
すると
可
(
か
)
なり
面白
(
おもしろ
)
い
論戰
(
ろんせん
)
が
出來
(
でき
)
る。まじめな
論戰
(
ろんせん
)
をやる
事
(
こと
)
もあれば、
惡口
(
あくこう
)
の
吐
(
つ
)
きあひや
皮肉
(
ひにく
)
の
言
(
い
)
ひあひをする
事
(
こと
)
もある。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
「
博勞
(
ばくらう
)
うまく
練
(
ね
)
れねえ
樣
(
やう
)
だな、ようしそんぢや
俺
(
お
)
れ一つ
打
(
ぶ
)
つてやんべ」
二人
(
ふたり
)
が
戯談交
(
じやうだんまじ
)
りに
劇
(
はげ
)
しく
惡口
(
あくこう
)
を
云
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
るとふと
側
(
そば
)
から
凭
(
か
)
ういつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
着
(
き
)
然
(
さ
)
も
窶然
(
みすぼらし
)
き姿にてお前に致せ母にせよ私しの家へ來られては内外の手前も面目なし此以後共に
格別
(
かくべつ
)
の御用もなきに御出は御無用と
厭
(
あく
)
まで
惡口
(
あくこう
)
を
吐散
(
はきちら
)
し
恥
(
はぢ
)
しむるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
口説
(
くどき
)
けれ共
勿々
(
なか/\
)
承引せず却て平左衞門を
辱
(
はづか
)
しめ
惡口
(
あくこう
)
しける故平左衞門は其身の惡き事も思はず
渠
(
かれ
)
が惡口を大いに憤ほり心中に
偖
(
さて
)
は此女は藤五郎と言男のある故に我を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
箆棒
(
べらぼう
)
に
迂遠
(
まだる
)
つけえ
唄
(
うた
)
だな、
此
(
こ
)
の
夜
(
よ
)
の
短
(
みじ
)
けえのに
眠
(
ねむ
)
つたく
成
(
な
)
つちやあな」
側
(
そば
)
から
惡口
(
あくこう
)
を
吐
(
つ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
惡
部首:⼼
12画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
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惡口雜言
惡口屋