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伊豆
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いづ
ふりがな文庫
“
伊豆
(
いづ
)” の例文
「吉三郎は相模者で、お前は
伊豆
(
いづ
)
——海一つ向うだな、——番頭の與母吉は何うだ。ちよいちよいお前を附け廻したと言ふではないか」
銭形平次捕物控:047 どんど焼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そんな
譯
(
わけ
)
で
伊豆
(
いづ
)
山から
歸
(
かへ
)
つてくると、早速家の近くに通ひの
球突塲
(
たまつきば
)
を見つけて、さすがに學校を
全
(
まつた
)
くエスするといふほどではなかつたが
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
大島
(
おほしま
)
といふ
名前
(
なまへ
)
の
火山島
(
かざんとう
)
か
伊豆
(
いづ
)
と
渡島
(
おしま
)
とにある。
伊豆
(
いづ
)
の
大島
(
おほしま
)
の
有
(
ゆう
)
する
火山
(
かざん
)
は
三原山
(
みはらやま
)
(
高
(
たか
)
さ
七百五十五米
(
しちひやくごじゆうごめーとる
)
)と
名
(
な
)
づけられ、
噴火
(
ふんか
)
の
古
(
ふる
)
い
歴史
(
れきし
)
を
有
(
ゆう
)
してゐる。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
與へしかば藤八は
押戴
(
おしいたゞ
)
き
重々
(
ぢう/\
)
有難き仕合なりとて宿役人
倶々
(
とも/″\
)
介抱
(
かいはう
)
なせしに
漸々
(
やう/\
)
氣の付ければ
驛
(
しゆく
)
役人同道にて
直
(
すぐ
)
に吉原
驛
(
じゆく
)
伊豆
(
いづ
)
屋
甚
(
じん
)
助方へ
到
(
いた
)
り本陣の御沙汰を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
箱根
(
はこね
)
、
伊豆
(
いづ
)
の
方面
(
はうめん
)
へ
旅行
(
りよかう
)
する
者
(
もの
)
は
國府津
(
こふづ
)
まで
來
(
く
)
ると
最早
(
もはや
)
目的地
(
もくてきち
)
の
傍
(
そば
)
まで
着
(
つ
)
ゐた
氣
(
き
)
がして
心
(
こゝろ
)
も
勇
(
いさ
)
むのが
常
(
つね
)
であるが、
自分等
(
じぶんら
)
二人
(
ふたり
)
は
全然
(
まるで
)
そんな
樣子
(
やうす
)
もなかつた。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
伊豆
(
いづ
)
の
修禪寺
(
しゆぜんじ
)
に
頼家
(
よりいへ
)
の
面
(
おもて
)
といふあり。
作人
(
さくにん
)
も知れず。由來もしれず。木彫の
假面
(
めん
)
にて、年を經たるまゝ面目分明ならねど、
所謂
(
いはゆる
)
古色蒼然たるもの、
觀
(
み
)
來
(
きた
)
つて一種の詩趣をおぼゆ。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
しまひにはさういふ意識のなかに自ら
涵
(
ひた
)
つてしまつたせいであらうか、日本軍艦数隻が沈没し、
伊豆
(
いづ
)
の大島が滅して半島の近くに新しい島が出来、
神聖
(
ハイリーゲ
)
江の島が全く無くなつてしまつたといふ
日本大地震
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
碧水金砂
(
へきすゐきんさ
)
、
晝
(
ひる
)
の
趣
(
おもむき
)
とは
違
(
ちが
)
つて、
靈山
(
りやうぜん
)
ヶ
崎
(
さき
)
の
突端
(
とつぱな
)
と
小坪
(
こつぼ
)
の
濱
(
はま
)
でおしまはした
遠淺
(
とほあさ
)
は、
暗黒
(
あんこく
)
の
色
(
いろ
)
を
帶
(
お
)
び、
伊豆
(
いづ
)
の
七島
(
しちたう
)
も
見
(
み
)
ゆるといふ
蒼海原
(
あをうなばら
)
は、さゝ
濁
(
にごり
)
に
濁
(
にご
)
つて、
果
(
はて
)
なくおつかぶさつたやうに
堆
(
うづだか
)
い
水面
(
すゐめん
)
は
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
初汐
(
はつしほ
)
や朝日の中に
伊豆
(
いづ
)
相模
(
さがみ
)
俳人蕪村
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
「虎——といふ男です。滿更の乞食ぢやありません。あれでも昔は傳馬町の
伊豆
(
いづ
)
屋の若旦那で、虎松さんと言はれた好い男の成れの果てで——」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
處
(
ところ
)
で、
私
(
わたし
)
が
球突
(
たまつき
)
を
初
(
はじ
)
めたのは三田の
文科
(
ぶんくわ
)
の
豫科
(
よくわ
)
生だつた二十一の時で、
秋
(
あき
)
に
例
(
れい
)
のやうにからだを
惡
(
わる
)
くして
伊豆
(
いづ
)
山の
相模屋旅館
(
さがみやりよくわん
)
に一月ほどを
暮
(
くら
)
したが
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
手近
(
てぢか
)
な
所
(
ところ
)
を
引較
(
ひきくら
)
べる……
一寸
(
ちよつと
)
伊豆
(
いづ
)
の
大仁
(
おほひと
)
と
言
(
い
)
つた
気
(
き
)
がしたのである。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「外では日本橋の佐渡屋の若旦那、浪人の染井五郎樣、
伊豆
(
いづ
)
屋の弟御」
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“伊豆”の意味
《固有名詞》
伊豆 (いず)
静岡県に属する半島と東京都に属する諸島。
伊豆におかれた令制国。伊豆国。
静岡県伊豆市。
(出典:Wiktionary)
伊
漢検準1級
部首:⼈
6画
豆
常用漢字
小3
部首:⾖
7画
“伊豆”で始まる語句
伊豆守
伊豆山
伊豆国
伊豆石
伊豆屋
伊豆伍
伊豆志
伊豆大島
伊豆蔵
伊豆甚