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じんめい
ふりがな文庫
“
人命
(
じんめい
)” の例文
難破船があるという無電によって、
人命
(
じんめい
)
をすくうため現場までいってみれば、それらしい
船影
(
せんえい
)
はなくて、あの不吉な黒リボンの花輪が漂っていた。
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
下敷
(
したじき
)
になつた
人
(
ひと
)
を
助
(
たす
)
け
出
(
だ
)
すことは
震災
(
しんさい
)
の
防止上
(
ぼうしじよう
)
最
(
もつと
)
も
大切
(
たいせつ
)
なことである。なんとなれば
震災
(
しんさい
)
を
被
(
かうむ
)
る
對象物中
(
たいしようぶつちゆう
)
、
人命
(
じんめい
)
ほど
貴重
(
きちよう
)
なものはないからである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
去年
(
きよねん
)
も
御坊様
(
おばうさま
)
、
親子連
(
おやこづれ
)
の
順礼
(
じゆんれい
)
が
間違
(
まちが
)
へて
入
(
はい
)
つたといふで、はれ
大変
(
たいへん
)
な、
乞食
(
こじき
)
を
見
(
み
)
たやうな
者
(
もの
)
ぢやといふて、
人命
(
じんめい
)
に
代
(
かは
)
りはねえ、
追
(
おツ
)
かけて
助
(
たす
)
けべいと、
巡査様
(
おまはりさま
)
が三
人
(
にん
)
、
村
(
むら
)
の
者
(
もの
)
が
十二人
(
じふにゝん
)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
毎夜
(
まいよ
)
、
一人
(
ひとり
)
の
女
(
おんな
)
を
殺
(
ころ
)
した、
暴虐
(
ぼうぎゃく
)
なペルシアの
王
(
おう
)
さまに、おもしろい
話
(
はなし
)
をしてきかせて、千
夜
(
や
)
一
夜
(
や
)
の
間
(
あいだ
)
、
地獄
(
じごく
)
から
人命
(
じんめい
)
を
救
(
すく
)
ったという、
美
(
うつく
)
しい
娘
(
むすめ
)
の
芸術
(
げいじゅつ
)
で、
将来
(
しょうらい
)
僕
(
ぼく
)
の
絵
(
え
)
がありたいものだな。
金歯
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
無論
(
むろん
)
あの
海嘯
(
つなみ
)
で
相当
(
そうとう
)
沢山
(
たくさん
)
の
人命
(
じんめい
)
が
亡
(
ほろ
)
びたのでございますが、
心掛
(
こころがけ
)
の
良
(
よ
)
い
遺族
(
いぞく
)
は
決
(
けっ
)
して
恨
(
うら
)
みがましいことを
申
(
もう
)
さず、
死
(
し
)
ぬのも
皆
(
みな
)
寿命
(
じゅみょう
)
であるとあきらめて、
心
(
こころ
)
から
御礼
(
おれい
)
を
述
(
の
)
べてくれるのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
計
(
はか
)
らんものと思ひ
込
(
こみ
)
けるは
殊勝
(
しゆしよう
)
成
(
なれ
)
ども一心に醫學を學び其
術
(
じゆつ
)
を以て
立身
(
りつしん
)
出世を望むに有ねば元より
切磋琢磨
(
せつさたくま
)
の功を
積
(
つみ
)
修行
(
しゆぎやう
)
せんなどとは更に思はず
大切
(
たいせつ
)
の
人命
(
じんめい
)
を預る
醫業
(
いげふ
)
なるに只金銀を
貪
(
むさ
)
ぼることのみを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
日本
(
につぽん
)
に
於
(
お
)
ける
地震學
(
ぢしんがく
)
のこれまでの
發達
(
はつたつ
)
は
主
(
おも
)
に
人命
(
じんめい
)
財産
(
ざいさん
)
に
關
(
かん
)
する
方面
(
ほうめん
)
の
研究
(
けんきゆう
)
であつた。
然
(
しか
)
るに
最近
(
さいきん
)
二十年
(
にじゆうねん
)
の
間
(
あひだ
)
、
歐米
(
おうべい
)
に
於
(
お
)
ける
地震學
(
ぢしんがく
)
は
他
(
た
)
の
方面
(
ほうめん
)
に
發達
(
はつたつ
)
した。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
徒
(
いたずら
)
に、
圧
(
お
)
し
合
(
あ
)
いへし合い、郊外へ逃げ出すこともなかったろうから、
人命
(
じんめい
)
の犠牲も、ずっと少かったろう。
流言蜚語
(
りゅうげんひご
)
に迷わされて
浅間
(
あさま
)
しい行動をする人も、
真逆
(
まさか
)
、あれほど多くはなかったろう
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
然
(
しか
)
るに、もしこれに
火災
(
かさい
)
が
加
(
くは
)
はると、
人命
(
じんめい
)
の
損失
(
そんしつ
)
は
三倍
(
さんばい
)
乃至
(
ないし
)
四倍
(
よばい
)
になるのであるが、これは
下敷
(
したじき
)
になつた
人
(
ひと
)
の
中
(
うち
)
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
と長良川博士は、まず
人命
(
じんめい
)
を心配して、これをクーパーにたずねた。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“人命”の意味
《名詞》
人 命(じんめい)
人の命。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“人命”で始まる語句
人命救助
人命犯
人命救護