“かいせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疥癬40.6%
廻船15.6%
快川12.5%
怪船9.4%
海船6.3%
海戰3.1%
開戦3.1%
廻旋3.1%
快宣3.1%
海戦3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結局ちぢくれて疥癬かいせんかきになる——をあずかっている雌鶏のような、一千の思想とぼさぼさの頭とをもった人々。
八幡屋は海産物、青木は廻船かいせんと問屋を兼ね、島屋とともに藩の御用商人であり、各自の業で独占株を許されていた。
いしが奢る (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「はッ」と弟子僧でしそうははだしでとびおりた。鎧櫃をとって泉水の水をふくませた。武士は、気がついて快川かいせんのすがたをあおぐと
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
怪船かいせん怪人かいじん
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もつともいとけなしといへども、のちおのづから設得まうけえんと。はたせるかなひととなりて荊州けいしう刺史ししとなるや、ひそか海船かいせんあやつり、うみ商賈しやうこ財寶ざいはう追剥おひはぎして、とみいたすことさんなし。のち衞尉ゑいゐはいす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
海戰かいせん午前ごぜん三十ぷんはじまつて、東雲しのゝめころまでをはらなかつた。此方こなた忠勇ちうゆう義烈ぎれつ日本軍艦につぽんぐんかんなり、てき世界せかいかくれなき印度洋インドやう大海賊だいかいぞく
ながら海上海底かいじやうかいてい光景くわうけい觀測くわんそくすることべく、自動照凖器じどうせうじゆんきをもつて潮流てうりう速力そくりよくり、波動はどう方向ほうかうさだめ、海戰かいせんすではじまらは、てい逆浪げきらう怒濤どたうそこ電光でんくわうごとはしる、そのあひだつて
たといこれを拒絶きょぜつするも真実しんじつ国と国との開戦かいせんいたらざるは請合うけあいなりとてしきりに拒絶論きょぜつろんとなえたれども、幕府の当局者は彼の権幕けんまく恐怖きょうふしてただち償金しょうきんはらわたしたり。
政府もし英国の要求を聞入ききいれざるにおいては仏国は英と同盟してただち開戦かいせんおよぶべしとせまりたるがごとき、いずれも公使一個のかんがえにして決して本国政府の命令めいれいに出でたるものと見るべからず。
たとい孔明に、天地を廻旋かいせんするの才ありとも、乾坤けんこん捏造ねつぞうするほど力があろうとも、到底、その道理を変じて、この世から戦をなくすることはできないにきまっている。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子をひとりもりて田を打やもめかな 快宣かいせん
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
いきのいい海戦かいせんを見物したいものと思い、英国海軍省に対し、ドーヴァ、ダンジネル、ハリッチの三根拠地のいずれかにて、英艦えいかんに乗込みたきむね要請ようせいしたのであるが
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)