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廻船
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かいせん
ふりがな文庫
“
廻船
(
かいせん
)” の例文
近所は、港に
舫
(
もや
)
った無数の
廻船
(
かいせん
)
のように、ただぎっしりと建て
詰
(
こ
)
んだ家の、同じように朽ちかけた物干しばかりである。
交尾
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
八幡屋は海産物、青木は
廻船
(
かいせん
)
と問屋を兼ね、島屋とともに藩の御用商人であり、各自の業で独占株を許されていた。
いしが奢る
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
天保八年の秋、枕山は鉄砲洲から武州金沢
通
(
がよい
)
の船に乗った。鉄砲洲は江戸時代には諸国の
廻船
(
かいせん
)
の発著する
湊
(
みなと
)
である。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
徳川三代将軍の頃、関西から来て、江戸
廻船
(
かいせん
)
の業を始めたものが四五軒あった。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
深川熊井町の
廻船
(
かいせん
)
問屋板倉屋万兵衛、土蔵の修復が出来上がったお祝い心に、出入りの
棟梁
(
とうりょう
)
佐太郎を呼んで、薄寒い
後
(
のち
)
の月を眺めながら、大川を見晴らした、二階座敷で呑んでおりました。
銭形平次捕物控:152 棟梁の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“廻船”の意味
《名詞》
各地の港を回り、旅客や貨物を輸送する船。
(出典:Wiktionary)
“廻船”の解説
Category:Kai ship
廻船(かいせん・回船)は、港から港へ旅客や貨物を運んで回る船のこと。
(出典:Wikipedia)
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“廻船”で始まる語句
廻船問屋
廻船屋