“廻船”の読み方と例文
読み方割合
かいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近所は、港にもやった無数の廻船かいせんのように、ただぎっしりと建てんだ家の、同じように朽ちかけた物干しばかりである。
交尾 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
八幡屋は海産物、青木は廻船かいせんと問屋を兼ね、島屋とともに藩の御用商人であり、各自の業で独占株を許されていた。
いしが奢る (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
天保八年の秋、枕山は鉄砲洲から武州金沢がよいの船に乗った。鉄砲洲は江戸時代には諸国の廻船かいせんの発著するみなとである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)