“要請”の読み方と例文
読み方割合
ようせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先頃から徳川殿の内意により、諸家にむかって、御当家へなした同じ要請ようせいをして廻ったが、貴殿のようにあッさりをさし出した者はほとんどない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よほど変わった青年でないかぎり、国家の要請ようせいのまえには恋愛などは何でもないといった態度をとるんです。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
いきのいい海戦かいせんを見物したいものと思い、英国海軍省に対し、ドーヴァ、ダンジネル、ハリッチの三根拠地のいずれかにて、英艦えいかんに乗込みたきむね要請ようせいしたのであるが
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)