-
トップ
>
-
開戦
>
-
かいせん
たといこれを
拒絶するも
真実国と国との
開戦に
至らざるは
請合いなりとて
頻りに
拒絶論を
唱えたれども、幕府の当局者は彼の
権幕に
恐怖して
直に
償金を
払い
渡したり。
政府もし英国の要求を
聞入れざるにおいては仏国は英と同盟して
直に
開戦に
及ぶべしと
迫りたるがごとき、
孰も公使一個の
考にして決して本国政府の
命令に出でたるものと見るべからず。
とは評論全篇の
骨子にして、論者がかかる
推定より当時もっとも恐るべきの
禍は外国の
干渉に在りとなし、東西
開戦せば日本国の
存亡も
図るべからざるごとくに認め、以て勝氏の
行為を
弁護したるは