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隱居
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いんきよ
ふりがな文庫
“
隱居
(
いんきよ
)” の例文
新字:
隠居
A
仕樣
(
しやう
)
がないなア。ぢや
説明
(
せつめい
)
してやる。よく
寄席
(
よせ
)
で
落語家
(
らくごか
)
がやるぢやないか。
横丁
(
よこちやう
)
の
隱居
(
いんきよ
)
が
熊
(
くま
)
さん八さんに
發句
(
ほつく
)
を
教
(
をし
)
へる
話
(
はなし
)
だ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
土藏の蔭へ廻ると、もと
隱居
(
いんきよ
)
家に使つたといふ三間四方程の小さい
離屋
(
はなれ
)
があつて、半分開けたまゝの障子の隙間から、中の樣子はよく見えます。
銭形平次捕物控:182 尼が紅
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
隱居
(
いんきよ
)
より
借請
(
かりうけ
)
し事も御座りし處去る十七日右彦兵衞參り
小間物
(
こまもの
)
の
拂
(
はら
)
ひを買候に百
兩
(
りやう
)
程
(
ほど
)
入用
(
にふよう
)
故
(
ゆゑ
)
九十兩ばかり一
兩日
(
りやうじつ
)
借度
(
かりたき
)
由
(
よし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『
我々
(
われ/\
)
は
未
(
ま
)
だ
隱居
(
いんきよ
)
するには
早
(
はや
)
いです。ハヽヽ
左樣
(
さう
)
でせうドクトル、
未
(
ま
)
だ
隱居
(
いんきよ
)
するのには。』
郵便局長
(
いうびんきよくちやう
)
は
云
(
い
)
ふ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
卯平
(
うへい
)
は
悲慘
(
みじめ
)
な
隱居
(
いんきよ
)
に
移
(
うつ
)
るまでには
野田
(
のだ
)
から
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
た
少
(
すこ
)
し
許
(
ばか
)
りの
蓄
(
たくは
)
へは
幾
(
いく
)
らも
財布
(
さいふ
)
に
残
(
のこ
)
つては
居
(
ゐ
)
なかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
とかくは
有金
(
ありがね
)
の
何
(
なに
)
ほどを
分
(
わ
)
けて、
若隱居
(
わかいんきよ
)
の
別
(
べつ
)
戸籍
(
こせき
)
にと
内〻
(
うち/\
)
の
相談
(
さうだん
)
は
極
(
き
)
まりたれど、
本人
(
ほんにん
)
うわの
空
(
そら
)
に
聞流
(
きゝなが
)
して
手
(
て
)
に
乘
(
の
)
らず、
分配金
(
ぶんぱいきん
)
は一
萬
(
まん
)
、
隱居
(
いんきよ
)
扶持
(
ぶち
)
月〻
(
つき/″\
)
おこして、
遊興
(
ゆうけう
)
に
關
(
せき
)
を
据
(
す
)
へず
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
私
(
わたし
)
は
檀那寺
(
だんなでら
)
の
和尚
(
をしやう
)
の、それも
隱居
(
いんきよ
)
したのかと
思
(
おも
)
ひました。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大岡殿
怪敷
(
あやしく
)
思
(
おも
)
はれ右百兩は十七日の
朝
(
あさ
)
包金
(
つゝみきん
)
に
拵
(
こしら
)
へ夕方其方に見せ
隱居
(
いんきよ
)
は
血
(
ち
)
の道にて宵から寢たと有れば外に右の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
然
(
しか
)
しそれはマアいゝとして、『
隱居
(
いんきよ
)
』と『
熊公
(
くまこう
)
』とが
分
(
わか
)
らないとは、
君
(
きみ
)
の
頭
(
あたま
)
は
隨分
(
ずゐぶん
)
お
粗末
(
そまつ
)
なブロツクだね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
卯平
(
うへい
)
は
暫
(
しばら
)
く
隱居
(
いんきよ
)
に
落付
(
おちつ
)
いてからは一
錢
(
せん
)
づゝでも
懷
(
ふところ
)
を
拵
(
こし
)
らへねばならぬといふ
決心
(
けつしん
)
から
促
(
うなが
)
されて、
毎日
(
まいにち
)
煙管
(
きせる
)
を
横
(
よこ
)
に
銜
(
くは
)
へては
悠長
(
いうちやう
)
ではあるが、
然
(
しか
)
も
間斷
(
かんだん
)
なく
繩
(
なは
)
をちより/\と
綯
(
な
)
つたり
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
半分にして吉三郎に菊を
娶
(
めあは
)
せ養子となし利兵衞
夫婦
(
ふうふ
)
は
隱居
(
いんきよ
)
致す可し且つ彌太郎方へは又七を
取戻
(
とりもど
)
せと申渡されけり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
隱居
(
いんきよ
)
が
物識
(
ものしり
)
ぶつて『
新玉
(
あらたま
)
の
年
(
とし
)
立
(
た
)
ちかへる
旦
(
あした
)
かな』
先
(
ま
)
づこんな
風
(
ふう
)
に
云
(
い
)
ふものだと
作例
(
さくれい
)
を
示
(
しめ
)
す。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
「まあこつちへでも
來
(
き
)
さつせえね」
卯平
(
うへい
)
は
隱居
(
いんきよ
)
へおつたを
導
(
みちび
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
隱
部首:⾩
17画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“隱居”で始まる語句
隱居所
隱居部屋
隱居儀
隱居樣
隱居處
隱居夫婦