“若隱居”のいろいろな読み方と例文
新字:若隠居
読み方割合
わかいんきよ50.0%
わかゐんきよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とかくは有金ありがねなにほどをけて、若隱居わかいんきよべつ戸籍こせきにと内〻うち/\相談さうだんまりたれど、本人ほんにんうわのそら聞流きゝながしてらず、分配金ぶんぱいきんは一まん隱居いんきよ扶持ぶち月〻つき/″\おこして、遊興ゆうけうせきへず
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
主人は三十二三、大町人の若隱居わかゐんきよが、遊藝に打込んで、贅澤三昧の日を送つて居ると言つた樣子です。物言ひの柔かさ、恰幅の立派さ、相對してゐるガラツ八は、何んとなく壓倒され氣味です。
銭形平次捕物控:124 唖娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)