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適當
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てきとう
こんな
歌になると、
自由で
浮れるような
調子が、ぴったりともりを
衝く
鯨船のすばやい
動作を
表すに
適當してゐるではありませんか。
わが
國の
如き
地震國に
於ては、
地震に
出會つたときの
適當な
心得が
絶對に
必要なるにも
拘らず、
從來かようなものが
缺けてゐた。
日本でも
新石器時代に
棲むのに
適當な
洞穴のあるところでは、やはりその
中に
住居したことがないではありません。
なほこの
帶は
氣候が
温和で
人の
居住にも
適當し、また
高山の
中腹以下の
地なのですから、
土地が
早くから
開け
人口が
多く、
物産の
出るのも、ほかの
帶よりずつと
多量です。
去れば
適當の原料と
製造所及び製造器具を手近に有する者は
必要の品を
造るの序、余分の品をも造り
置く
事有る可く、
是に
反して以上の便宜無き者は、必要の
品さへも造る
事能はざる事有らん。
わが
國に
於て
此現象を
未だかつて
大規模に
起したことのないのは、
單に
此現象を
起すに
適當な
構造の
場所が
存在しないのに
因るものであらう。
これは
世間の
評判と、ほんとうの
物のねうちとは、たいていの
場合一致してゐないそのもっとも
適當な
例であります。
これが
次第に
進んで
來ますと
使用の
途も
別になり、それ/″\
適當の
形になつて
石槍とか
石劍とか、あるひは
石庖丁とかにわかれて
行くのでありますが、この
時代にはまだ
樹木のこの
性質を
知つておくことは
大切なことで、
庭木を
植ゑかへるときにも、
山に
木を
植ゑつける
時でも、それ/″\の
木が
陰樹か
陽樹かによつて、それ/″\
適當な
土地に
植ゑることが
必要です。
右の
話を
進めるについて
必要なのは
津浪の
概念である。
津浪に
海嘯なる
文字がよくあててあるがこれは
適當でない。