正式せいしき)” の例文
索引さくいんは五十おんわかちたり、読者どくしゃ便利べんり正式せいしき仮名かなによらず、オとヲ、イとヰ、のるいちかきものにれたり
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
其後そののち表面採集へうめんさいしふあるひ小發掘せうはつくつひとは、すくなくあるまいが、正式せいしき發掘はつくつかゝるのは我々われ/\が三番目ばんめあたるのだ。
叔母をばさんに正式せいしきことわられながら、またきみ依頼いらいするのは可笑をかしいやうだが、きみはう叔母をばさんよりはなしわかるだらうとおもつてたとつて、中々なか/\うごきさうもなかつたさうである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
だが、どうも、きみは正式せいしき勉強べんきょうをしてないようだね。土台どだいがしっかりしていない。
そこ彼等かれら正式せいしきあいちやんのまはりをぐる/\をどまはりました、あまちかづきぎて時々とき/″\そのあしゆびんだり、拍子ひやうしるために前足まへあしつたりして、あひだ海龜うみがめしづかにまたかなしげにうたひました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
そのときいよいよ正式せいしき御婚儀ごこんぎげられたのでございました。
にいさんも隨分ずゐぶん呑氣のんきね」と小六ころくはういて、なかをつと辯護べんごするやうつた。宗助そうすけ細君さいくんから茶碗ちやわん受取うけとつて、一言ひとこと辯解べんかいもなく食事しよくじはじめた。小六ころく正式せいしきはしげた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
正式せいしき通知つうちないので、何時いつまとまつたか、宗助そうすけまるらなかつたが、たゞ折々をり/\佐伯さへきつては、なにいて小六ころくつうじてのみ、かれ年内ねんないしきげるはず新夫婦しんふうふ豫想よさうした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)