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月々
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つき/″\
ふりがな文庫
“
月々
(
つき/″\
)” の例文
始めのうちは
音信
(
たより
)
もあり、
月々
(
つき/″\
)
のものも
几帳面
(
ちやん/\
)
と送つて
来
(
き
)
たから
好
(
よ
)
かつたが、此
半歳許
(
はんとしばかり
)
前から手紙も
金
(
かね
)
も丸で来なくなつて仕舞つた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
えへゝゝゝ
冗談
(
じようだん
)
云
(
い
)
つちやアいけません、
盲人
(
めくら
)
にからかつちやア困ります。小「
盲目
(
めくら
)
だつて
眼
(
め
)
が
開
(
あ
)
いたぢやアないか、
冗談
(
じようだん
)
なしに
月々
(
つき/″\
)
一
度
(
ど
)
位
(
ぐらゐ
)
づゝ遊んでおくれな、え
梅喜
(
ばいき
)
さん。 ...
心眼
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
父
(
ちゝ
)
の
存命中
(
ぞんめいちゆう
)
には、イワン、デミトリチは
大學
(
だいがく
)
修業
(
しうげふ
)
の
爲
(
ため
)
にペテルブルグに
住
(
す
)
んで、
月々
(
つき/″\
)
六七十
圓
(
ゑん
)
づゝも
仕送
(
しおくり
)
され、
何
(
なに
)
不自由
(
ふじいう
)
なく
暮
(
くら
)
してゐたものが、
忽
(
たちまち
)
にして
生活
(
くらし
)
は一
變
(
ぺん
)
し、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
月々
(
つき/″\
)
兄
(
にい
)
さんや
御父
(
おとう
)
さんの厄介になつた
上
(
うへ
)
に、
人
(
ひと
)
の
分
(
ぶん
)
迄自分に引受けて、貸してやらうつて云ふんだから。
誰
(
だれ
)
も
出
(
だ
)
し
度
(
たく
)
はないぢやありませんか
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今本郷に現はれた、今神田へ
来
(
き
)
たと、
夫
(
それ
)
から
夫
(
それ
)
へと電話が
掛
(
かゝ
)
つて東京市中大騒ぎである。
新宿
(
しんじゆく
)
警察署では秋水
一人
(
ひとり
)
の
為
(
ため
)
に
月々
(
つき/″\
)
百円
使
(
つか
)
つてゐる。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
それが
出來
(
でき
)
ないんだつて。
何
(
ど
)
う
見積
(
みつも
)
つても
兩方
(
りやうはう
)
寄
(
よ
)
せると、十
圓
(
ゑん
)
にはなる。十
圓
(
ゑん
)
と
云
(
い
)
ふ
纏
(
まとま
)
つた
御金
(
おかね
)
を、
今
(
いま
)
の
所
(
ところ
)
月々
(
つき/″\
)
出
(
だ
)
すのは
骨
(
ほね
)
が
折
(
を
)
れるつて
云
(
い
)
ふのよ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
月々
(
つき/″\
)
の生活費は
貴方
(
あなた
)
の
要
(
い
)
ると云ふ丈今でも
出
(
だ
)
して
入
(
い
)
らつしやるんだから、つまり
貴方
(
あなた
)
は書生時代よりも余計
御父
(
おとう
)
さんの厄介になつてる
訳
(
わけ
)
でせう。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三四郎は余義ない事情で
月々
(
つき/″\
)
の学資を
友達
(
ともだち
)
に貸したと云ふが、いくら友達だつて、さう無暗に
金
(
かね
)
を
借
(
か
)
りるものぢやあるまいし、よし
借
(
か
)
りたつて
返
(
かへ
)
す
筈
(
はづ
)
だらうつて。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
御米
(
およね
)
の
考
(
かんが
)
へでは、
斯
(
か
)
うして
自分
(
じぶん
)
の
方
(
はう
)
で
部屋
(
へや
)
と
食物丈
(
たべものだけ
)
を
分擔
(
ぶんたん
)
して、あとの
所
(
ところ
)
を
月々
(
つき/″\
)
幾何
(
いくら
)
か
佐伯
(
さへき
)
から
助
(
すけ
)
て
貰
(
もら
)
つたら、
小六
(
ころく
)
の
望
(
のぞ
)
み
通
(
どほ
)
り
大學
(
だいがく
)
卒業
(
そつげふ
)
迄
(
まで
)
遣
(
や
)
つて
行
(
い
)
かれやうと
云
(
い
)
ふのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
たゞ
息子
(
むすこ
)
が
一人
(
ひとり
)
あつて、それが
朝鮮
(
てうせん
)
の
統監府
(
とうかんふ
)
とかで、
立派
(
りつぱ
)
な
役人
(
やくにん
)
になつてゐるから、
月々
(
つき/″\
)
其方
(
そのはう
)
の
仕送
(
しおくり
)
で、
氣樂
(
きらく
)
に
暮
(
く
)
らして
行
(
ゆ
)
かれるのだと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
丈
(
だけ
)
を、
出入
(
でいり
)
の
商人
(
しやうにん
)
のあるものから
耳
(
みゝ
)
にした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
実は与次郎が到底
返
(
かへ
)
しさうもないから、三四郎は思ひ切つて、
此間
(
このあひだ
)
国元へ三十円の不足を請求した。充分な学資を
月々
(
つき/″\
)
貰
(
もら
)
つてゐながら、たゞ不足だからと云つて請求する訳には行かない。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
月
常用漢字
小1
部首:⽉
4画
々
3画
“月”で始まる語句
月
月代
月日
月夜
月光
月明
月並
月末
月輪
月琴