“統監府”の読み方と例文
読み方割合
とうかんふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞ息子むすこ一人ひとりあつて、それが朝鮮てうせん統監府とうかんふとかで、立派りつぱ役人やくにんになつてゐるから、月々つき/″\其方そのはう仕送しおくりで、氣樂きらくらしてかれるのだとことだけを、出入でいり商人しやうにんのあるものからみゝにした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
ただ息子が一人あって、それが朝鮮の統監府とうかんふとかで、立派な役人になっているから、月々その方の仕送しおくりで、気楽に暮らして行かれるのだと云う事だけを、出入でいりの商人のあるものから耳にした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)