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もちこ
ふりがな文庫
“
持込
(
もちこ
)” の例文
神社
(
じんじゃ
)
に
祀
(
まつ
)
られたからと
申
(
もう
)
して、
矢鱈
(
やたら
)
に
六ヶ
(
むずか
)
しい
問題
(
もんだい
)
などを
私
(
わたくし
)
のところにお
持込
(
もちこ
)
みになられることは
固
(
かた
)
く
御辞退
(
ごじたい
)
いたします。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
是
(
これ
)
は
山田
(
やまだ
)
が
前年
(
ぜんねん
)
既
(
すで
)
に一二の
新躰詩集
(
しんたいししう
)
を
公
(
おほやけ
)
にして、
同会社
(
どうくわいしや
)
を
識
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る
縁
(
えん
)
から
此
(
こゝ
)
へ
持込
(
もちこ
)
んだので、
此
(
この
)
社は
曩
(
さき
)
に
稗史出版会社
(
はいししゆつぱんくわいしや
)
予約
(
よやく
)
の
八犬伝
(
はつけんでん
)
を
印刷
(
いんさつ
)
した事が
有
(
ある
)
のです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
煙草
(
たばこ
)
と新聞と、商売用の原稿用紙と万年筆を
持込
(
もちこ
)
んで、早速
翌日
(
あくるひ
)
からくだんの事務所に出張しましたが、朝から夕刻まで頑張っていても、客は一人も来てはくれません。
奇談クラブ〔戦後版〕:05 代作恋文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
カマクラと称する秋田県の雪小屋などは、以前の
鳥追歌
(
とりおいうた
)
や
御火焚棒
(
おほたきぼう
)
がまだ残っているにもかかわらず、今では女の
児
(
こ
)
が
火鉢
(
ひばち
)
なんか
持込
(
もちこ
)
んで、静かに
煮炊
(
にた
)
きをして楽しむ場所になっている。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
私
(
わたし
)
はその
頃
(
ころ
)
牛込
(
うしごめ
)
の
南榎町
(
みなみえのきちやう
)
に
住
(
す
)
んで
居
(
ゐ
)
たが、
水道町
(
すゐだうちやう
)
の
丸屋
(
まるや
)
から
仕立上
(
したてあが
)
りを
持込
(
もちこ
)
んで、
御
(
お
)
あつらへの
疊紙
(
たゝう
)
の
結
(
むす
)
び
目
(
め
)
を
解
(
と
)
いた
時
(
とき
)
は、
四疊半
(
よでふはん
)
唯
(
たゞ
)
一間
(
ひとま
)
の
二階
(
にかい
)
半分
(
はんぶん
)
に
盛上
(
もりあが
)
つて、
女中
(
ぢよちう
)
が
細
(
ほそ
)
い
目
(
め
)
を
圓
(
まる
)
くした。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
億万円にも代えられぬ東山の
胴
(
どう
)
をくりぬいて琵琶湖の水を
引張
(
ひっぱ
)
って見たり、
鴨東
(
おうとう
)
一帯を煙と
響
(
おと
)
と
臭
(
におい
)
に
汚
(
けが
)
してしまったり、
狭
(
せま
)
い町内に殺人電車をがたつかせたり、嵐山へ殺風景を
持込
(
もちこ
)
んだり
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その
後
(
ご
)
大久保
(
おほくぼ
)
の
言
(
い
)
ふところによると、
彼女
(
かのぢよ
)
はその
兄
(
あに
)
と
肉的関係
(
にくてきくわんけい
)
があるといふのであつた。そしてその
因果
(
いんぐわ
)
な
報
(
むく
)
いを
彼
(
かれ
)
のところへ
持込
(
もちこ
)
んで
来
(
き
)
たといふのであつたが、
竹村
(
たけむら
)
には
信
(
しん
)
じられなかつた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
何でも出張所の独断で
遣
(
や
)
れと談じても、
兎角
(
とかく
)
埓
(
らち
)
が
明
(
あ
)
かないから、甲比丹は少し立腹して、いよ/\政府の筋で出来なければ
此方
(
こっち
)
に
仕様
(
しよう
)
があると
云
(
いっ
)
て、
夫
(
そ
)
れから方向を転じて
桑港
(
サンフランシスコ
)
の義勇兵に
持込
(
もちこ
)
んで
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
これを
樽入
(
たるい
)
れ、
笊転
(
ざるころ
)
がしなどといって、そっと
背戸口
(
せどぐち
)
から
空
(
から
)
の容器を
持込
(
もちこ
)
み、知らぬ間に持って行くのが普通だったが、或いは
竿
(
さお
)
のさきに樽を
結
(
ゆ
)
わえて、
高塀
(
たかべい
)
の外からぶら下げるという例も多く
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“持”で始まる語句
持
持出
持前
持余
持主
持上
持合
持来
持囃
持病