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正直
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しやうじき
ふりがな文庫
“
正直
(
しやうじき
)” の例文
しやれ某し是より直樣油屋へ
踏込
(
ふみこん
)
で久兵衞とか云ふ奴を
引捕
(
ひつとら
)
へて
聞糺
(
きゝたゞ
)
し
呉
(
くれ
)
んと
帶
(
おび
)
〆
(
しめ
)
直
(
なほ
)
して立上りたり後藤は
元來
(
ぐわんらい
)
仁心
(
じんしん
)
深
(
ふか
)
く
正直
(
しやうじき
)
正路
(
しやうろ
)
の人なれば斯の如き事を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
ほそい
煙
(
けむり
)
こそ
立
(
た
)
ててゐるが
此
(
こ
)
のとしより は
正直
(
しやうじき
)
で、それに
何
(
なに
)
かを
决
(
けつ
)
して
無駄
(
むだ
)
にしません。それで、パン
屑
(
くづ
)
や
米粒
(
こめつぶ
)
がよく
雀
(
すゞめ
)
らへのおあいそにもなつたのでした。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
其爲
(
そのため
)
に
亞尼
(
アンニー
)
は
一人
(
ひとり
)
淋
(
さび
)
しく
家
(
いへ
)
に
殘
(
のこ
)
されて、
遂
(
つひ
)
に
私
(
わたくし
)
の
家
(
いへ
)
に
奉公
(
ほうこう
)
に
出
(
で
)
る
樣
(
やう
)
になつたのですが、
御存
(
ごぞん
)
じの
通
(
とう
)
り、
極
(
ご
)
く
正直
(
しやうじき
)
な
女
(
をんな
)
ですから、
私共
(
わたくしども
)
も
目
(
め
)
をかけて
使
(
つか
)
つて
居
(
を
)
る
内
(
うち
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
これは
多分
(
たぶん
)
あのペンペの
噂
(
うはさ
)
に
違
(
ちが
)
ひない。すると
元気
(
げんき
)
で
正直
(
しやうじき
)
なペンペも
死
(
し
)
んでしまつたのか。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
初音町
(
はつねてう
)
といへば
床
(
ゆか
)
しけれど、
世
(
よ
)
をうぐひすの
貧乏町
(
びんばうまち
)
ぞかし、
正直
(
しやうじき
)
安兵衛
(
やすべゑ
)
とて
神
(
かみ
)
は
此頭
(
このかうべ
)
に
宿
(
やど
)
り
給
(
たま
)
ふべき
大藥罐
(
おほやくわん
)
の
額
(
ひたい
)
ぎはぴかぴかとして、これを
目印
(
めじるし
)
に
田町
(
たまち
)
より
菊坂
(
きくざか
)
あたりへかけて
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
「そりや然うだとも!………世の苦勞があるから、
偶時
(
たま
)
にア亡くなツた人のことも思はないじやないけども
正直
(
しやうじき
)
家作
(
かさく
)
でも少しあツたら、此うしてゐた方が幾ら氣
樂
(
らく
)
だか知れやしない。」
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
いくら
惡人
(
あくにん
)
でも、
親子
(
おやこ
)
の
情
(
じやう
)
はまた
格別
(
かくべつ
)
と
見
(
み
)
へ、
正直
(
しやうじき
)
なる
亞尼
(
アンニー
)
は「
一寸
(
ちよつと
)
お
出
(
い
)
で。」と
其
(
その
)
子
(
こ
)
をば、
其邊
(
そのへん
)
の
小
(
ちい
)
さい
料理屋
(
れうりや
)
へ
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つて、
自分
(
じぶん
)
の
貧
(
さび
)
しい
財嚢
(
さいふ
)
を
傾
(
かたむ
)
けて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それは
席
(
せき
)
の
末座
(
まつざ
)
に
列
(
つらな
)
つて
居
(
を
)
つた
一個
(
ひとり
)
の
年老
(
としをい
)
たる
伊太利
(
イタリー
)
の
婦人
(
ふじん
)
で、
此
(
この
)
女
(
をんな
)
は
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
の
保姆
(
うば
)
にと、
久
(
ひさ
)
しき
以前
(
いぜん
)
に、
遠
(
とほ
)
き
田舍
(
ゐなか
)
から
雇入
(
やとひい
)
れた
女
(
をんな
)
の
相
(
さう
)
で、
背
(
せ
)
の
低
(
ひく
)
い、
白髮
(
しらがあたま
)
の、
極
(
ご
)
く
正直
(
しやうじき
)
相
(
さう
)
な
老女
(
らうぢよ
)
であるが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“正直”の解説
正直(しょうじき・せいちょく。en: truthfulness)とは、正しく素直で、偽り・ごまかしをしない性質・態度。見せかけやごまかしではないさま。率直なさま。
「正直の頭に神宿る」
* 正直な人には、必ず神のご加護があるということ。
(出典:Wikipedia)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“正直”で始まる語句
正直者
正直正太夫
正直過
正直正銘
正直人
正直爺
正直角
正直一途
正直正當
正直質樸