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底
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ぞこ
ふりがな文庫
“
底
(
ぞこ
)” の例文
這
(
こ
)
んなのが
有
(
あ
)
りましたと
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せるのは、
彌生式土器
(
やよひしきどき
)
の
上部
(
じやうぶ
)
(第五圖參照)と
破片
(
はへん
)
澤山
(
たくさん
)
及
(
およ
)
び
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
底
(
ぞこ
)
である。
別
(
べつ
)
に
貝塚土器
(
かひづかどき
)
の
網代底
(
あじろぞこ
)
一
箇
(
こ
)
。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それにもかかわらず、
国
(
くに
)
が
戦争
(
せんそう
)
にやぶれてからは、
景気
(
けいき
)
の
変動
(
へんどう
)
もはげしく、とうとう
彼
(
かれ
)
はどん
底
(
ぞこ
)
へつきおとされました。
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
会社の辞令ですっかり倉地の心持ちをどん
底
(
ぞこ
)
から感じ得た葉子は、この上倉地の妻の事を疑うべき力は消え果てていた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
江戸
(
えど
)
の
民衆
(
みんしゅう
)
は、
去年
(
きょねん
)
の
吉原
(
よしわら
)
の
大火
(
たいか
)
よりも、
更
(
さら
)
に
大
(
おお
)
きな
失望
(
しつぼう
)
の
淵
(
ふち
)
に
沈
(
しず
)
んだが、
中
(
なか
)
にも
手中
(
しゅちゅう
)
の
珠
(
たま
)
を
奪
(
うば
)
われたような、
悲
(
かな
)
しみのどん
底
(
ぞこ
)
に
落
(
お
)
ち
込
(
こ
)
んだのは
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
與吉
(
よきち
)
は、
一人
(
ひとり
)
谷
(
たに
)
のドン
底
(
ぞこ
)
に
居
(
ゐ
)
るやうで、
心細
(
こゝろぼそ
)
くなつたから、
見透
(
みす
)
かす
如
(
ごと
)
く
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
を
仰
(
あふ
)
いだ。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
かれは
片
(
かた
)
っぽの長ぐつを切って、しじゅうなめし皮のきれをかんでいた。
空腹
(
くうふく
)
がどんなどん
底
(
ぞこ
)
のやみにまでわたしたちを
導
(
みちび
)
くかということを見て、正直の話、わたしははげしい
恐怖
(
きょうふ
)
を感じだした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
わたづみ
底
(
ぞこ
)
の
恋
(
こひ
)
なれば
友に
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
其処
(
そこ
)
で
疵
(
きづ
)
だらけに
成
(
な
)
つて
漸々
(
やう/\
)
出
(
で
)
て
来
(
き
)
た
処
(
ところ
)
が、
此
(
こ
)
の
取着
(
とつゝ
)
きで、
以前
(
いぜん
)
夫婦
(
ふうふ
)
づれで
散歩
(
さんぽ
)
に
出
(
で
)
た
場所
(
ばしよ
)
とは、
全然
(
まるで
)
方角
(
はうがく
)
が
違
(
ちが
)
う、——
御存
(
ごぞん
)
じの
通
(
とほ
)
り、
温泉
(
をんせん
)
は
左右
(
さいう
)
へ
見上
(
みあ
)
げるやうな
山
(
やま
)
を
控
(
ひか
)
へた、ドン
底
(
ぞこ
)
から
湧
(
わ
)
きます。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“底”の意味
《名詞》
(そこ)器、図形、地形など、物体の最も下になる部分。即ち、ある部分の周囲が全て、その部分よりも高い位置をなしている場合のある部分。
(テイ)累乗の演算において、繰り返し掛け合わせられる数。対数
log_{b} x
における
b
。基数。
;対義語
(語義1):頂
(出典:Wiktionary)
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“底”を含む語句
水底
海底
到底
船底
心底
胸底
地底
真底
底冷
底止
底光
河底
眼底
底土
川底
谷底
筐底
徹底
糸底
底力
...