「女護ヶ島から逃出して來たのか、冥加な野郎だ。ところで、その女どもは、何んだつてお前を止め置いたんだ。見當ぐらゐはつかないのか」
だが、女は女らしく遠慮して「五十銭ただもろて、その上、煙草のませてもろたりしては——それこそ冥加につきます」
“冥加”の意味
“冥加”の解説
冥加(みょうが)とは、江戸時代に山野河海などを利用したり、営業などの免許の代償として幕府や藩に対して支払ったりした租税の一種。金銭で支払われることが多かったために、冥加金(みょうがきん)・冥加永(みょうがえい、「永」=永楽通宝)とも呼ばれている。
(出典:Wikipedia)
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