“裸松”の読み方と例文
読み方割合
はだかまつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうか。さう聞きや無理は無えの。いや、鼠小僧と云ふ野郎も、改代町かいだいまち裸松はだかまつ贔屓ひいきになつてくれようとは、夢にも思つちや居無えだらう。思へば冥加みやうがな盗つ人だ。」
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ところが、朝飯が済むと、もうノコノコと問屋場へ出かけて来て、裸松はだかまつの診察にとりかかりましたものですから、宿しゅくの者が、いよいよ気の知れない先生だと思いました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あれだぜ、あれが一昨日おとといの日、軽井沢で裸松はだかまつをやっつけた大将だ!」
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)