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順礼
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じゆんれい
ふりがな文庫
“
順礼
(
じゆんれい
)” の例文
旧字:
順禮
成
(
な
)
るたけ
順礼
(
じゆんれい
)
を
遠
(
とほ
)
くよけて、——
最
(
も
)
う
人気配
(
ひとけはひ
)
に
後
(
うしろ
)
へ
振向
(
ふりむ
)
けた、
銀杏返
(
ゐてふがへし
)
の
影法師
(
かげばふし
)
について、
横障子
(
よこしやうじ
)
を
裏
(
うら
)
へ
廻
(
まは
)
つた。
店
(
みせ
)
は
裏
(
うら
)
へ
行抜
(
ゆきぬ
)
けである。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これよりのち此
農夫
(
のうふ
)
家を
棄
(
すて
)
、
娘
(
むすめ
)
をつれて
順礼
(
じゆんれい
)
にいでけり。ちかき事なれば人のよくしれるはなしなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
順礼
(
じゆんれい
)
の子はひとり
頬
(
ほ
)
をふくらませ
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
信者
(
しんじや
)
が
善光寺
(
ぜんくわうじ
)
、
身延
(
みのぶ
)
へ
順礼
(
じゆんれい
)
を
為
(
す
)
るほどな
願
(
ねがひ
)
だつたのが、——いざ、
今度
(
こんど
)
、と
言
(
い
)
ふ
時
(
とき
)
、
信仰
(
しんかう
)
が
鈍
(
にぶ
)
つて、
遊山
(
ゆさん
)
に
成
(
な
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これよりのち此
農夫
(
のうふ
)
家を
棄
(
すて
)
、
娘
(
むすめ
)
をつれて
順礼
(
じゆんれい
)
にいでけり。ちかき事なれば人のよくしれるはなしなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
去年
(
きよねん
)
も
御坊様
(
おばうさま
)
、
親子連
(
おやこづれ
)
の
順礼
(
じゆんれい
)
が
間違
(
まちが
)
へて
入
(
はい
)
つたといふで、はれ
大変
(
たいへん
)
な、
乞食
(
こじき
)
を
見
(
み
)
たやうな
者
(
もの
)
ぢやといふて、
人命
(
じんめい
)
に
代
(
かは
)
りはねえ、
追
(
おツ
)
かけて
助
(
たす
)
けべいと、
巡査様
(
おまはりさま
)
が三
人
(
にん
)
、
村
(
むら
)
の
者
(
もの
)
が
十二人
(
じふにゝん
)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
年賀にはひとふしかはりたる
趣向
(
しゆかう
)
といひ、
順礼
(
じゆんれい
)
に五放舎と
戯
(
たはふ
)
れたる名もおもしろく、友人と
倶
(
とも
)
におどろき
感
(
かん
)
じ、
宿
(
やど
)
を
施行
(
せぎやう
)
せん、ゆる/\ものがたりせんなど、友人もさま/″\にすゝめたれど
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其
(
そ
)
の
順礼
(
じゆんれい
)
のお
盥髪
(
たらひがみ
)
さへ、
此方
(
こつち
)
に
背
(
そむ
)
き、
早
(
は
)
やうしろを
見
(
み
)
せて、びしや/\と
行
(
ゆ
)
く
処
(
ところ
)
を——(
見
(
み
)
なくとも
可
(
よ
)
いのに)
気
(
き
)
にすると、
恰
(
あだか
)
も
油
(
あぶら
)
さしがうつ
伏
(
ぶ
)
せに
鉄
(
くろがね
)
の
底
(
そこ
)
を
覗
(
のぞ
)
く、かんてらの
火
(
ひ
)
の
上
(
うへ
)
へ
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
年賀にはひとふしかはりたる
趣向
(
しゆかう
)
といひ、
順礼
(
じゆんれい
)
に五放舎と
戯
(
たはふ
)
れたる名もおもしろく、友人と
倶
(
とも
)
におどろき
感
(
かん
)
じ、
宿
(
やど
)
を
施行
(
せぎやう
)
せん、ゆる/\ものがたりせんなど、友人もさま/″\にすゝめたれど
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
背中
(
せなか
)
に、むつとして、いきれたやうな
可厭
(
いや
)
な
声
(
こゑ
)
。
此
(
これ
)
は、と
視
(
み
)
ると、すれ
違
(
ちが
)
つて、
通
(
とほ
)
り
状
(
ざま
)
に
振向
(
ふりむ
)
いたのは、
真夜中
(
まよなか
)
の
雨
(
あめ
)
に
饂飩
(
うどん
)
を
食
(
く
)
つた、
髪
(
かみ
)
の
毛
(
け
)
の一
筋
(
すぢ
)
ならびの、
唇
(
くちびる
)
の
爛
(
たゞ
)
れたあの
順礼
(
じゆんれい
)
である。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
順礼
(
じゆんれい
)
の
夫婦
(
ふうふ
)
軒下
(
のきした
)
に(我が里言には廊下といふ)
立
(
たち
)
けり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
順礼
(
じゆんれい
)
の
夫婦
(
ふうふ
)
軒下
(
のきした
)
に(我が里言には廊下といふ)
立
(
たち
)
けり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
順礼
(
じゆんれい
)
がとぼ/\と
一人
(
ひとり
)
出
(
で
)
た。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
順
常用漢字
小4
部首:⾴
12画
礼
常用漢字
小3
部首:⽰
5画
“順”で始まる語句
順
順序
順風耳
順々
順當
順風
順繰
順番
順道
順次