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觀
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くわん
ふりがな文庫
“
觀
(
くわん
)” の例文
新字:
観
哀れ、御身を落葉と
觀
(
くわん
)
じ給ひて元の枝をば屋島とは見給ひけん、入りにし跡を何處とも知らせぬ濱千鳥、
潮干
(
しほひ
)
の磯に何を尋ねよとや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
が、甚だ正直でないもの、世渡りの道を知らないもの、道徳覿念のお粗末なのは、『斬取り強盜は武士の慣ひ』と
觀
(
くわん
)
じたのも已むを得ないことでした。
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鶴
(
つる
)
千年
(
せんねん
)
龜
(
かめ
)
萬年
(
まんねん
)
人間
(
にんげん
)
常住
(
じやうぢう
)
いつも
月夜
(
つきよ
)
に
米
(
こめ
)
の
飯
(
めし
)
ならんを
願
(
ねが
)
ひ
假
(
かり
)
にも
無常
(
むじやう
)
を
觀
(
くわん
)
ずるなかれとは
大福
(
だいふく
)
長者
(
ちやうじや
)
と
成
(
な
)
るべき
人
(
ひと
)
の
肝心
(
かんじん
)
肝要
(
かんえう
)
かなめ
石
(
いし
)
の
固
(
かた
)
く
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かぬ
所
(
ところ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
にも
同
(
おな
)
じ
不幸
(
ふかう
)
を
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
すべく
作
(
つく
)
られた
母
(
はゝ
)
であると
觀
(
くわん
)
じた
時
(
とき
)
、
時
(
とき
)
ならぬ
呪咀
(
のろひ
)
の
聲
(
こゑ
)
を
耳
(
みゝ
)
の
傍
(
はた
)
に
聞
(
き
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
豐
(
とよ
)
の
世
(
よ
)
と
稱
(
たゝ
)
ふるもよし、夢の世と
觀
(
くわん
)
ずるもよし。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
しかせば我は胸中に
觀
(
くわん
)
じ、しかして悟るべし
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
世の成りゆきを
觀
(
くわん
)
ずるか。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
何
(
なに
)
はゞかりての
御遠慮
(
ごゑんりよ
)
ぞや
身
(
み
)
を
觀
(
くわん
)
ずれば
御恨
(
おうら
)
みも
未練
(
みれん
)
も
何
(
なに
)
もあらずお二
タ
方
(
かた
)
さま
首尾
(
しび
)
とゝのひし
曉
(
あかつき
)
には
潔
(
いさぎ
)
よく
斯々
(
かう/\
)
して
流石
(
さすが
)
は
貞操
(
みさを
)
を
立
(
たつ
)
るとだけ
君
(
きみ
)
さまに
知
(
し
)
られなば
夫
(
それ
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
實
(
げ
)
にや縁に從つて一念
頓
(
とみ
)
に
事理
(
じり
)
を悟れども、
曠劫
(
くわうごふ
)
の
習氣
(
しふき
)
は一朝一夕に
淨
(
きよ
)
むるに由なし。
變相殊體
(
へんさうしゆたい
)
に身を苦しめて、
有無流轉
(
うむるてん
)
と
觀
(
くわん
)
じても、猶ほ此世の悲哀に
離
(
はな
)
れ得ざるぞ是非もなき。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
小六
(
ころく
)
は
實際
(
じつさい
)
こんな
用
(
よう
)
をするのを、
内心
(
ないしん
)
では
大
(
おほ
)
いに
輕蔑
(
けいべつ
)
してゐた。ことに
昨今
(
さくこん
)
自分
(
じぶん
)
が
已
(
や
)
むなく
置
(
お
)
かれた
境遇
(
きやうぐう
)
からして、
此際
(
このさい
)
多少
(
たせう
)
自己
(
じこ
)
を
侮辱
(
ぶじよく
)
してゐるかの
觀
(
くわん
)
を
抱
(
いだ
)
いて
雜巾
(
ざふきん
)
を
手
(
て
)
にしてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
あゝ我汝を善く
觀
(
くわん
)
ず、汝に請ふは不可なりき
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
觀
部首:⾒
24画
“觀”を含む語句
觀念
觀察
觀音
悲觀
觀物
奇觀
觀測
壯觀
諦觀
觀音樣
觀法
觀棚
觀世音
觀世縒
參觀
觀光
觀測所
觀世撚
堂觀廊廡
高士觀瀑
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