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菓子屋
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かしや
ふりがな文庫
“
菓子屋
(
かしや
)” の例文
「さあ、
好
(
す
)
きなものをお
買
(
か
)
いなさい。」と、お
菓子屋
(
かしや
)
の
店先
(
みせさき
)
で、どこかのお
母
(
かあ
)
さんが、やさしく
子供
(
こども
)
にいっていられるのもあります。
少年の日二景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この男は、どこかそこらの野原の
菓子屋
(
かしや
)
だ。けれどもぼくは、このひとをばかにしながら、この人のお菓子をたべているのは、大へん気の毒だ。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
みんなは、手をさし出しました。見れば、
菓子屋
(
かしや
)
のおばさんのところでもめったに売っていないような、すてきにおいしい、小ブタのさとう菓子を持っていました。
眠りの精
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
京都その他の大きな都会に、
菓子屋
(
かしや
)
という店のできたのは古いことであるが、最初はただ昔からの菓子、すなわち木の実や豆や昆布や薯を、味よく食べられるようにしたものだったらしい。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「まあ、
坊
(
ぼっ
)
ちゃん、お
一人
(
ひとり
)
で、えらいですこと。」と、お
菓子屋
(
かしや
)
のおばさんは、ほめて、お
菓子
(
かし
)
をふろしきに
包
(
つつ
)
んでくれました。
小さな年ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
なんだ、やっぱりこいつはお
菓子
(
かし
)
だ。チョコレートよりも、もっとおいしいけれども、こんな
雁
(
がん
)
が
飛
(
と
)
んでいるもんか。この男は、どこかそこらの野原の
菓子屋
(
かしや
)
だ。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
大将
(
たいしょう
)
、きれいな
女
(
おんな
)
を
描
(
か
)
いてもらいたいと
思
(
おも
)
うんだが、すてきな、
美人
(
びじん
)
を
描
(
か
)
いてくれないか。」と、
菓子屋
(
かしや
)
の
番頭
(
ばんとう
)
がいいました。
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ご
隠居
(
いんきょ
)
さん、ここには
上等
(
じょうとう
)
のお
菓子
(
かし
)
はありません。
飴
(
あめ
)
チョコならありますが、いかがですか。」と、
菓子屋
(
かしや
)
のおかみさんは
答
(
こた
)
えました。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のこと、
町
(
まち
)
の
菓子屋
(
かしや
)
から
使
(
つか
)
いがきて、
店
(
みせ
)
の
看板
(
かんばん
)
を
塗
(
ぬ
)
り
換
(
か
)
えるから、ひとつ
趣向
(
しゅこう
)
を
凝
(
こ
)
らして、いいものを
描
(
か
)
いてくれと
頼
(
たの
)
まれたのです。
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
少年
(
しょうねん
)
は、
菓子屋
(
かしや
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
りかかって、
天使
(
てんし
)
は、どうしたろうと
思
(
おも
)
って、
仰
(
あお
)
いでみますと、そこにはありませんでした。
町の天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少年
(
しょうねん
)
は、
窓
(
まど
)
からのぞいて
見
(
み
)
ると、お
菓子屋
(
かしや
)
の
看板
(
かんばん
)
の
上
(
うえ
)
にとまっている
天使
(
てんし
)
が、ひとりで、あらしの
中
(
なか
)
に
遊
(
あそ
)
んでいたのでした。
町の天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
、
男
(
おとこ
)
が
箱車
(
はこぐるま
)
を
引
(
ひ
)
いて
菓子屋
(
かしや
)
の
店頭
(
みせさき
)
にやってきました。そして、
飴
(
あめ
)
チョコを三十ばかり、ほかのお
菓子
(
かし
)
といっしょに
箱車
(
はこぐるま
)
の
中
(
なか
)
に
収
(
おさ
)
めました。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、まもなく、
幾
(
いく
)
百となく、
飴
(
あめ
)
チョコのはいっている
大
(
おお
)
きな
箱
(
はこ
)
は、その
町
(
まち
)
の
菓子屋
(
かしや
)
へ
運
(
はこ
)
ばれていったのであります。
飴チョコの天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
銃後
(
じゅうご
)
をまもるために、
菓子屋
(
かしや
)
を
開
(
ひら
)
きました。みなさん、ごひいきにしてください。」と、
書
(
か
)
かれ、その
下
(
した
)
に
番地
(
ばんち
)
と
店
(
みせ
)
の
名
(
な
)
がしるしてありました。
クラリネットを吹く男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いつのまにか、
菓子屋
(
かしや
)
の
看板
(
かんばん
)
の
美人
(
びじん
)
は、この
町
(
まち
)
の
人
(
ひと
)
たちの
仲間入
(
なかまい
)
りをして、りっぱな
存在
(
そんざい
)
になったのであります。
生きている看板
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
誠
(
まこと
)
さんは、
子
(
こ
)
ねこの
入
(
はい
)
っている
紙箱
(
かみばこ
)
を
抱
(
だ
)
きました。
二郎
(
じろう
)
さんは、
先
(
さき
)
になって、
町
(
まち
)
へ
出
(
で
)
るとあちら、こちらながめました。あちらに、お
菓子屋
(
かしや
)
のきみ
子
(
こ
)
さんがいました。
僕たちは愛するけれど
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
家
(
いえ
)
を
出
(
で
)
ると、さびしいけれど
町
(
まち
)
になります。お
菓子屋
(
かしや
)
や、くだもの
屋
(
や
)
や、
酒屋
(
さかや
)
や、
薬屋
(
くすりや
)
などがあって、
角
(
かど
)
のところにある、ラジオ
屋
(
や
)
の
前
(
まえ
)
をまがると、
細
(
ほそ
)
い
道
(
みち
)
となります。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「キャラメルは、
二箱
(
ふたはこ
)
あれば、いいでしょう。」と、お
菓子屋
(
かしや
)
で、お
母
(
かあ
)
さんが、おっしゃると
宿題
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから
後
(
のち
)
のことです。
源
(
げん
)
さんの
家
(
いえ
)
では、お
菓子屋
(
かしや
)
をはじめました。
李
(
り
)
さんは
良
(
りょう
)
ちゃんに
クラリネットを吹く男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
毎日
(
まいにち
)
、
学校
(
がっこう
)
へゆくときも、
帰
(
かえ
)
るときも、
町
(
まち
)
の
角
(
かど
)
にあった、
菓子屋
(
かしや
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
りました。
町の天使
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
勇
(
ゆう
)
ちゃん
待
(
ま
)
っておいで。」と、
二郎
(
じろう
)
ちゃんは、どこかへ
向
(
む
)
かって、
走
(
はし
)
り
出
(
だ
)
しました。そして、
道端
(
みちばた
)
のお
菓子屋
(
かしや
)
から、キャラメルを
買
(
か
)
ってきて、みい
子
(
こ
)
ちゃんにも、
勇
(
ゆう
)
ちゃんにも
分
(
わ
)
けてやりました。
小さな妹をつれて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
年
(
とし
)
ちゃんは、その
間
(
ま
)
に
前
(
まえ
)
を
過
(
す
)
ぎて、お
菓子屋
(
かしや
)
へ
着
(
つ
)
きました。
小さな年ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“菓子屋”の意味
《名詞》
菓子屋(かしや)
菓子を作(つく)って売(う)る店。
菓子を売(う)る人; 菓子の作り手。
(出典:Wiktionary)
菓
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“菓子”で始まる語句
菓子
菓子鉢
菓子舗
菓子折
菓子皿
菓子器
菓子位
菓子函
菓子台
菓子家