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美味
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びみ
ふりがな文庫
“
美味
(
びみ
)” の例文
しかるにケーポンは施術後一年かあるいは十五か月位に至って
最
(
もっと
)
も
美味
(
びみ
)
な肉になるのでその点だけでも養鶏家には非常の利益がある。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
その
上
(
うへ
)
個人
(
こじん
)
の
經濟状態
(
けいざいじやうたい
)
に
由
(
よつ
)
て
是非
(
ぜひ
)
なく
粗惡
(
そあく
)
な
食
(
しよく
)
で
我慢
(
がまん
)
せねばならぬ
人
(
ひと
)
もあり、
是非
(
ぜひ
)
なく
過量
(
くわりやう
)
の
美味
(
びみ
)
を
食
(
く
)
はねばならぬ
人
(
ひと
)
もある。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
都
(
みやこ
)
へ
遠
(
とほ
)
きよりみつぎたれば
塩引
(
しほびき
)
ならん。
頭骨
(
かしらのほね
)
の
澄徹
(
すきとほる
)
ところを
氷頭
(
ひづ
)
とて
鱠
(
なます
)
に
雅
(
が
)
也。子を
鮞
(
はらゝご
)
といふ、これを
醃
(
しほ
)
にしたるも
美味
(
びみ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「うふふん。じ、実に
美味
(
びみ
)
なるものじゃ。珍中の珍、奇中の奇、あたかもハワイ海戦の如き味じゃ。うふふん」
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「こういう
霜腹気
(
しもばらけ
)
の日に、
泥鰌
(
どじょう
)
の
丸煮
(
まるに
)
かなんかで、熱燗をキュッとひっかけたら、さぞ
美味
(
びみ
)
なことであろう」
顎十郎捕物帳:17 初春狸合戦
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
地中に直下する根は
多肉
(
たにく
)
で、
桔梗根
(
ききょうこん
)
と称し
袪痰剤
(
きょたんざい
)
となるので、したがってこの
桔梗
(
ききょう
)
がたいせつな薬用植物の一つとなっている。春に
芽出
(
めだ
)
つ
新葉
(
しんよう
)
の
苗
(
なえ
)
は、食用として
美味
(
びみ
)
である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
旅行
(
りよかう
)
して
旅宿
(
やど
)
に
着
(
つ
)
いて
此
(
この
)
がつかりする
味
(
あぢ
)
は
又
(
また
)
特別
(
とくべつ
)
なもので、「
疲勞
(
ひらう
)
の
美味
(
びみ
)
」とでも
言
(
い
)
はうか、
然
(
しか
)
し
自分
(
じぶん
)
の
場合
(
ばあひ
)
はそんなどころではなく
病
(
やまひ
)
が
手傳
(
てつだ
)
つて
居
(
ゐ
)
るのだから
鼻
(
はな
)
から
出
(
で
)
る
息
(
いき
)
の
熱
(
ねつ
)
を
今更
(
いまさら
)
の
如
(
ごと
)
く
感
(
かん
)
じ
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『はゝゝゝゝ。
酷
(
ひど
)
い
目
(
め
)
に
逢
(
あ
)
つたよ。
然
(
しか
)
しこれで
當分
(
たうぶん
)
餓死
(
うゑじに
)
する
氣遣
(
きづかひ
)
はない。』と
私
(
わたくし
)
は
直
(
たゞ
)
ちに
小刀
(
ナイフ
)
を
取出
(
とりだ
)
した。
勿論
(
もちろん
)
沙魚
(
ふか
)
といふ
魚
(
さかな
)
は
左程
(
さほど
)
美味
(
びみ
)
なものではないが、
此
(
この
)
塲合
(
ばあひ
)
にはいくら
喰
(
く
)
つても
喰足
(
くひた
)
らぬ
心地
(
こゝち
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「君この芋を食って見たまえ。掘りたてですこぶる
美味
(
びみ
)
だ」
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「小僧!
美味
(
びみ
)
か?」
泣虫小僧
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
亡兄
(
ばうけい
)
(京伝)いはく、それはよきおもひつきなりまづこゝろむべしとて
俄
(
にはか
)
に
調
(
てう
)
じさせしに、いかにも
美味
(
びみ
)
なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
ところで、この酒を一杯
献
(
けん
)
じよう。これはこの地方で申す
火酒
(
ウォッカ
)
の一種であって、特別
醸造
(
じょうぞう
)
になるもの、すこぶる
美味
(
びみ
)
じゃ。飲むときは、銀製の深い
盃
(
さかずき
)
で呑めといわれている。
大使館の始末機関:――金博士シリーズ・7――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
亡兄
(
ばうけい
)
(京伝)いはく、それはよきおもひつきなりまづこゝろむべしとて
俄
(
にはか
)
に
調
(
てう
)
じさせしに、いかにも
美味
(
びみ
)
なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「ああ余は遠く来た
甲斐
(
かい
)
があったよ。ほう、
美味
(
びみ
)
満腹
(
まんぷく
)
だ。はて、何といわれたかね」
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
此村に
潟
(
かた
)
あるゆゑ、水鳥
潟
(
かた
)
を
慕
(
した
)
ひてきたり、山の
凹
(
くぼみ
)
を
飛
(
とび
)
きたり、かならず天の網にかゝる。大抵は
𪃈
(
あぢ
)
といふ
鴨
(
かも
)
に
似
(
に
)
たる鳥也、
美味
(
びみ
)
なるゆゑ赤塚の
冬至鳥
(
とうじとり
)
とて
遠
(
とほ
)
く
称美
(
しようび
)
す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
余
(
よ
)
塩沢
(
しほざは
)
にありしは四十余日、其地海に遠くして夏は海魚に
乏
(
とぼ
)
しく、江戸者の口に
魚肉
(
ぎよにく
)
の
上
(
のぼ
)
らざりし事四十余日、
小千谷
(
をぢや
)
にいたりてはじめて
生鯛
(
なまたひ
)
を
喰
(
しよく
)
せしに
美味
(
びみ
)
なりし事いふべからず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“美味”で始まる語句
美味佳肴
美味求真
美味物許