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理想
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りそう
ふりがな文庫
“
理想
(
りそう
)” の例文
畢竟
(
ひつきやう
)
十
人
(
にん
)
十
色
(
いろ
)
で、
決
(
けつ
)
して一
律
(
りつ
)
には
行
(
ゆ
)
かぬもので
食
(
しよく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
とか
理想
(
りそう
)
とかを
説
(
と
)
いて
見
(
み
)
た
處
(
ところ
)
で
實際問題
(
じつさいもんだい
)
としては
餘
(
あま
)
り
役
(
やく
)
に
立
(
た
)
たぬ。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
「その
心配
(
しんぱい
)
は
道理
(
どうり
)
である。が、おじいさんは、ほんとうにそうした
理想
(
りそう
)
の
世界
(
せかい
)
を
知
(
し
)
っているのだろうか。」と、
冒険好
(
ぼうけんず
)
きな、
K
(
ケー
)
がんがいいました。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
世界中
(
せかいじゅう
)
の
人々
(
ひとびと
)
がみなお
互
(
たがい
)
に
愛
(
あい
)
しあい、そして
力強
(
ちからづよ
)
く
生
(
い
)
きてゆくこと、それが
彼
(
かれ
)
の
理想
(
りそう
)
であり、そして
彼
(
かれ
)
はいつも
平和
(
へいわ
)
と
自由
(
じゆう
)
と
民衆
(
みんしゅう
)
との
味方
(
みかた
)
であります。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
問題を
掲
(
かか
)
げていちいち実際と、思想というか
理想
(
りそう
)
というか、かつておのれの心の、向上したときに抱いた考えと引きくらべてみると、年
経
(
ふ
)
るにしたがって
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
即
(
すなは
)
ち
人命
(
じんめい
)
の
損失
(
そんしつ
)
は
實際
(
じつさい
)
に
幾倍
(
いくばい
)
し、
財産
(
ざいさん
)
の
損失
(
そんしつ
)
は
幾十倍
(
いくじゆうばい
)
にも
及
(
およ
)
んだであらう。
實
(
じつ
)
にその
村民
(
そんみん
)
の
行動
(
こうどう
)
は
震災
(
しんさい
)
に
對
(
たい
)
してわれ/\の
理想
(
りそう
)
とする
所
(
ところ
)
を
實行
(
じつこう
)
したものといへる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
が、もともと
竜宮
(
りゅうぐう
)
は
理想
(
りそう
)
の
別世界
(
べっせかい
)
なのであるから、
造
(
つく
)
ろうと
思
(
おも
)
えば
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
にでも、
又
(
また
)
その
他
(
ほか
)
の
何処
(
どこ
)
にでも
造
(
つく
)
れる。そこが
現世
(
げんせ
)
の
造
(
つく
)
りつけの
世界
(
せかい
)
と
大
(
たい
)
へんに
異
(
ちが
)
う
点
(
てん
)
じゃ……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
今日は夕日の富士が、画にかいた「
理想
(
りそう
)
」の様に遠くて美しかった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それと同
額
(
がく
)
ぐらゐの足し前を
祖
(
そ
)
母にせがんで
漸
(
やうや
)
く
理想
(
りそう
)
に近い
寫眞器
(
しやしんき
)
を買つたそれは
可成
(
かな
)
り
明
(
あか
)
るいアナスチグマツトレンズに百分の一
秒
(
べう
)
まで利くオオトシヤツタア
裝置
(
そうち
)
を持つプレモ
形
(
かた
)
の二
枚
(
まい
)
掛
(
かけ
)
寫眞器
(
しやしんき
)
で
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
諭吉
(
ゆきち
)
の
一生
(
いっしょう
)
は、この
理想
(
りそう
)
でつらぬかれました。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
お
爺
(
じい
)
さんの
御話
(
おはなし
)
から
考
(
かんが
)
えて
見
(
み
)
ましても、
竜宮
(
りゅうぐう
)
はドウやら
一
(
ひとつ
)
の
蜃気楼
(
しんきろう
)
、
乙姫様
(
おとひめさま
)
の
思召
(
おぼしめし
)
でかりそめに
造
(
つく
)
り
上
(
あげ
)
げられる
一
(
ひとつ
)
の
理想
(
りそう
)
の
世界
(
せかい
)
らしく
思
(
おも
)
われますのに、
実地
(
じっち
)
に
当
(
あた
)
って
見
(
み
)
ますと
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
いま、
忘
(
わす
)
れていた
記憶
(
きおく
)
がすっかり
甦
(
よみがえ
)
えってきた。これから、もっと、もっと、
北
(
きた
)
へさしてゆくと
私
(
わたし
)
のいった
理想
(
りそう
)
の
土地
(
とち
)
へ
出
(
で
)
られるのだ。しかし、
私
(
わたし
)
の
力
(
ちから
)
は、もうそこまでゆくことができない。
がん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
他
(
た
)
のどんな
美
(
うつく
)
しい
女
(
おんな
)
とも、それはくらべものにならないほど、
理想
(
りそう
)
の
顔
(
かお
)
に
思
(
おも
)
われました。
彼
(
かれ
)
は
空想
(
くうそう
)
するような
顔
(
かお
)
を
探
(
さが
)
そうとしましたけれど、モデルになるような
女
(
おんな
)
はなかなか
見当
(
みあ
)
たりませんでした。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“理想”の解説
理想(りそう)とは、考えられるうちで最高の状態のこと。プラトンによる哲学思想「イデア」を明治時代に直訳した用語。
また、ある条件を定義し、それにあてはまったものを指して「理想」と呼ぶ場合もある。現実の対義語 (理想⇔現実) であるが、その現実を作る上で、目標となるものである。
実現可能な相対的な理想と、到達不可能な理想に分けられる。後者は、神や最高善などと呼ばれる。例:理想的な人、理想気体の状態方程式。
(出典:Wikipedia)
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“理想”で始まる語句
理想境
理想的
理想化
理想郷
理想家
理想島
理想派
理想郷的