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無禮
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ぶれい
致す事なかれ
無禮は許す
傍近く參るべし我は
忝けなくも當將軍家
吉宗公の
御落胤なり當山中に赤川大膳といふ
器量勝れの浪人の有るよしを
ロミオ
予は
無禮をした
覺えはない、いや、
其仔細の
分るまでは
迚も
會得のゆかぬ
程に
予は
足下を
愛してゐるのぢゃ。
この
與力は
間もなく、
但馬守から
閉門を
命ぜられた
擧句に、
切腹してしまつた。
其の
咎の
箇條の
中には、
多田院御用の
立札に
無禮があつたといふ
件もあつた。
番町の
旦那樣お
出と
聞くより
雪や
兄樣がお
見舞に
來て
下されたと
言へど、
顏を
横にして
振向うともせぬ
無禮を、
常ならば
怒りもすべき
事なれど、あゝ、
捨てゝ
置いて
下さい
……で、
恩人と
言ふ、
其の
恩に
乘じ、
情に
附入るやうな、
賤しい、
淺ましい、
卑劣な、
下司な、
無禮な
思ひが、
何うしても
心を
離れないものですから、ひとり、
自ら
憚られたのでありました。
奉行所へ
召連奉らん
抔と
上へ對し
容易ならざる
過言無禮とや言ん
緩怠とや言ん言語に絶せし口上かな
忝なくも天一坊樣には
其お
書き
捨ての
反古にても
身に
添へて
持たば
本望なるべく、
切めて一
筆の
拜見が
願ひたきなり、されども
斯く
下賤の
我れ、いか
樣に
思ふとも
及びなき
事にて、
無禮ものとお
叱りを
受ければ
夫まで
チッバ
小僧め、それが
無禮の
辨解にはならぬぞ。
戻って
拔劍け。
(
可い
所とは
何だ
無禮な、
急病人があると
云ふのに、)
遣す程に
若無禮の
振舞致す者あらば
切捨に致せ予が手打も同前なるぞと仰せらる主税之助は
委細畏まり奉つると直に支度を