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ゑとく
ふりがな文庫
“
會得
(
ゑとく
)” の例文
新字:
会得
汝はあたかも物を名によりてよく
會得
(
ゑとく
)
すれども、その本質にいたりては人これを現はさゞれば知る能はざる者の如し 九一—九三
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
ロミオ
予
(
わし
)
は
無禮
(
ぶれい
)
をした
覺
(
おぼ
)
えはない、いや、
其
(
その
)
仔細
(
しさい
)
の
分
(
わか
)
るまでは
迚
(
とて
)
も
會得
(
ゑとく
)
のゆかぬ
程
(
ほど
)
に
予
(
わし
)
は
足下
(
きみ
)
を
愛
(
あい
)
してゐるのぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
私達はどんなにその
爲
(
た
)
めに
悶
(
もだ
)
えたでせう!その頃の
風潮
(
ふうてう
)
からは、たゞ
破壞
(
はくわい
)
をのみ
會得
(
ゑとく
)
して、
建設
(
けんせつ
)
については
一部
(
いちぶ
)
一厘
(
いちりん
)
だにも
學
(
まな
)
ぶことが
出來
(
でき
)
なかつたのです。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
彼
(
かれ
)
は
自分
(
じぶん
)
で
學校生活
(
がくかうせいくわつ
)
をしてゐるにも
拘
(
かゝ
)
はらず、
兄
(
あに
)
の
日曜
(
にちえう
)
が、
如何
(
いか
)
に
兄
(
あに
)
にとつて
貴
(
たつ
)
といかを
會得
(
ゑとく
)
出來
(
でき
)
なかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
固
(
もと
)
より
些
(
いさゝか
)
も無氣味と思ふ樣子もなければ、
汚
(
きた
)
ないと思ふ樣子も無い。
眞個
(
まツたく
)
驚くべき入神の妙技で、此くしてこそ自然の祕儀が
會得
(
ゑとく
)
せられようといふものである。
解剖室
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
信用の出來ない不完全な凡ての設備に馴らされた日本人は自然と其に對する方法をよく
會得
(
ゑとく
)
して居るのだ。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
女はこの二度目の詞の出ないうちに、男が何を云ふのであるかを
會得
(
ゑとく
)
して居た。
計画
(旧字旧仮名)
/
平出修
(著)
自分
(
じぶん
)
のわからぬもの、
會得
(
ゑとく
)
することの
出來
(
でき
)
ぬものを
尊敬
(
そんけい
)
することになる。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
私はそれをはつきりした實際的な形で
會得
(
ゑとく
)
した。私は滿足して
眠入
(
ねい
)
つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
聞より相摸守殿は
恐
(
おそれ
)
ながら左樣の
仰聞
(
おほせきけ
)
らるゝ計にては
會得
(
ゑとく
)
も
仕
(
つかま
)
つり難し右には
其御因縁
(
そのごいんえん
)
も候はんが其を
委敷
(
くはしく
)
仰聞られ
下
(
くだ
)
されたしといふ
其時
(
そのとき
)
伊賀亮少しく
席
(
せき
)
を
進
(
すゝ
)
み相摸守殿に向ひ相摸守には
上
(
うへ
)
の
御身分
(
ごみぶん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是においてか、情愛は
會得
(
ゑとく
)
の作用にともなふがゆゑに、かれらのうちのうるはしき愛その
熱
(
あつ
)
さ
微温
(
ぬる
)
さを異にす 一三九—一四一
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
ロレ おゝ、それは、
卿
(
そなた
)
の
戀
(
こひ
)
をば、
能
(
よ
)
う
會得
(
ゑとく
)
してもゐぬことを、
只
(
たゞ
)
口頭
(
くちさき
)
で
誦
(
よ
)
む
類
(
たぐひ
)
ぢゃと
見拔
(
みぬ
)
いてゐた
爲
(
ため
)
でもあらう。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
別段
(
べつだん
)
さうするやうに
言
(
い
)
ひつけた
譯
(
わけ
)
ではなかつたけれど、
自然
(
しぜん
)
自然
(
しぜん
)
に
母
(
はゝ
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
を
會得
(
ゑとく
)
して
來
(
き
)
た
娘
(
むすめ
)
の
君子
(
きみこ
)
は、十三になつた
今年頃
(
ことしごろ
)
から、一
人前
(
にんまへ
)
の
仕事
(
しごと
)
にたづさはるのを
樂
(
たの
)
しむものゝやうに
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
しかし
僧侶
(
そうりよ
)
や
道士
(
だうし
)
と
云
(
い
)
ふものに
對
(
たい
)
しては、
何故
(
なぜ
)
と
云
(
い
)
ふこともなく
尊敬
(
そんけい
)
の
念
(
ねん
)
を
持
(
も
)
つてゐる。
自分
(
じぶん
)
の
會得
(
ゑとく
)
せぬものに
對
(
たい
)
する、
盲目
(
まうもく
)
の
尊敬
(
そんけい
)
とでも
云
(
い
)
はうか。そこで
坊主
(
ばうず
)
と
聞
(
き
)
いて
逢
(
あ
)
はうと
云
(
い
)
つたのである。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
汝既に要點を
會得
(
ゑとく
)
す、されど聖なる寺院は誓ひより
釋
(
と
)
き、わが汝にあらはしゝ眞理に
背
(
そむ
)
くとみゆるがゆゑに 三四—三六
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
速
(
はや
)
うせねばならぬ
仔細
(
わけ
)
を、
何
(
なん
)
と
會得
(
ゑとく
)
めされたか?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
汝等の
會得
(
ゑとく
)
の力は印象を實在よりとらへ來りて汝等の
衷
(
うち
)
にあらはし魂をこれにむかはしむ 二二—二四
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
この故に汝
會得
(
ゑとく
)
しうべし、未來の門の閉さるゝとともに我の知識全く死ぬるを 一〇六—一〇八
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
會
部首:⽈
13画
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“會”で始まる語句
會
會釋
會話
會計
會合
會員
會社
會堂
會式
會〻