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問答
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もんどう
ふりがな文庫
“
問答
(
もんどう
)” の例文
そこに
審判官
(
しんぱんかん
)
と
評定官
(
ひょうじょうかん
)
のこらずがあつまって、
問答
(
もんどう
)
をきくことになっていました。はじめの日うまく通れば、そのあくる日また来られます。
旅なかま
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
竹童
(
ちくどう
)
と
蚕婆
(
かいこばばあ
)
の
問答
(
もんどう
)
をよそに
土
(
ど
)
べっついの火にむかって
煙草
(
たばこ
)
をくゆらしていた
脚絆
(
きゃはん
)
わらじの男が、ふいに
戸外
(
おもて
)
へ飛びだしてきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その
時
(
とき
)
の
問答
(
もんどう
)
の
全部
(
ぜんぶ
)
をここでお
伝
(
つた
)
えする
訳
(
わけ
)
にもまいり
兼
(
か
)
ねますが、ただあなた
方
(
がた
)
の
御参考
(
ごさんこう
)
になりそうな
個所
(
ところ
)
は、
成
(
な
)
るべく
洩
(
もれ
)
なく
拾
(
ひろ
)
い
出
(
だ
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
こんな
問答
(
もんどう
)
を聞いていても、ブラック・マジックというものを知らない見物たちには、なんのことだかわかりません。
虎の牙
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
この
歌
(
うた
)
の
形
(
かたち
)
は、つまり、
前
(
まへ
)
の
問答
(
もんどう
)
の
歌
(
うた
)
を
一
(
ひと
)
つとすれば、それなのです。
萬葉集
(
まんにようしゆう
)
から
例
(
れい
)
をひいて
見
(
み
)
ると
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
逸作は好感から微笑してかの女と竹越との
問答
(
もんどう
)
の済むのを待って、ゆっくり玄関口に立って居た。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
その
途
(
みち
)
でとなりの女のあたらしい着物であるくのを見かけ、くやしいものだから甕の中から悪口をいう。その
問答
(
もんどう
)
を島の言葉でこういうふうにいったと『
壱岐島昔話集
(
いきのしまむかしばなししゅう
)
』
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
商人と主人とは、
互
(
たが
)
いに
押
(
お
)
し
問答
(
もんどう
)
をしていましたが、とうとうしまいに主人は
腹
(
はら
)
を立てて
神様の布団
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
鴉
(
からす
)
と
狐
(
きつね
)
の
問答
(
もんどう
)
、
驢馬
(
ろば
)
と小犬の問答、
雄鶏
(
おんどり
)
と
雌鶏
(
めんどり
)
の問答などを
残
(
のこ
)
らず知っています。
動物
(
どうぶつ
)
も
昔
(
むかし
)
は口をきいたということを
人
(
ひと
)
から
聞
(
き
)
いても、ローズ・ブノワさんはちっとも
驚
(
おどろ
)
きません。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
そしてその挨拶の中に、「長ちゃんも御丈夫ですか。」「はア、しかし
彼
(
あれ
)
にも困りきります。」というような
問答
(
もんどう
)
から、用件は案外に早く蘿月の前に提出される事になったのである。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
たゞ
夫
(
それ
)
が
咄嗟
(
とつさ
)
の
間
(
あひだ
)
に、
前
(
まへ
)
の
問答
(
もんどう
)
に
繋
(
つな
)
がり
好
(
よ
)
く、
口
(
くち
)
へ
出
(
で
)
て
来
(
こ
)
なかつたのである。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
みんなどこかへ
遁
(
に
)
げたかな。
噴火
(
ふんか
)
があるのか。噴火じゃない。ペストか。ペストじゃない。またおれはひとりで
問答
(
もんどう
)
をやっている。あの曖昧な犬だ。とにかく
廊下
(
ろうか
)
のはじででも、ぬれた着物を
ガドルフの百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それでは言う。私はセラの普通の僧侶で大学部に入って
問答
(
もんどう
)
を
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
岩窟
(
がんくつ
)
の押し
問答
(
もんどう
)
人造人間エフ氏
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その
際
(
さい
)
私達
(
わたくしたち
)
の
間
(
あいだ
)
に
交
(
かわ
)
された
問答
(
もんどう
)
の
中
(
なか
)
には、
多少
(
たしょう
)
皆様
(
みなさま
)
の
御参考
(
ごさんこう
)
になるところがあるように
思
(
おも
)
われますので、
序
(
ついで
)
にその
要点
(
ようてん
)
だけここに
申
(
もう
)
し
添
(
そ
)
へて
置
(
お
)
きましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そういう
問答
(
もんどう
)
があって、いよいよ小林という名探偵がやってくることになりました。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
人穴城
(
ひとあなじょう
)
で
竹童
(
ちくどう
)
と初対面のときに、
問答
(
もんどう
)
ちゅうにかれがやってみせたことのある、呂宋兵衛得意の
口術
(
こうじゅつ
)
、いま、
吐
(
は
)
いて糸をわたらせた金蜘蛛は、壁にはりついている
大蝙蝠
(
おおこうもり
)
のそばへはいよったが
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
問答
(
もんどう
)
四次元漂流
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その
日
(
ひ
)
の
問答
(
もんどう
)
は
大体
(
だいたい
)
斯
(
こ
)
んなところで
終
(
おわ
)
りましたが、
斯
(
こ
)
うした
一人
(
ひとり
)
のやさしい
指導者
(
しどうしゃ
)
が
見
(
み
)
つかったことは、
私
(
わたくし
)
にとりて、どれ
丈
(
だけ
)
の
心強
(
こころづよ
)
さであったか
知
(
し
)
れませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
森の中での
問答
(
もんどう
)
がくわしくわかったわけではありませんが、道化服のチンドン屋が、タアちゃんをつれさろうとして、中途でよしてしまったらしいことだけは、おぼろげながらわかりました。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
広田は、あまりバカバカしい
問答
(
もんどう
)
に、おもわず、声が高くなりました。
鉄塔の怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“問答”の意味
《名詞》
問 答(もんどう)
問うことと答えること。
議論。言葉のやりとり。
(出典:Wiktionary)
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
答
常用漢字
小2
部首:⽵
12画
“問答”で始まる語句
問答的
問答無益