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割合
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わりあい
ふりがな文庫
“
割合
(
わりあい
)” の例文
と、金博士はちょっと
不意打
(
ふいうち
)
のおどろきを示した。しかし大統領は
割合
(
わりあい
)
におちついていた。そして
冬瓜
(
とうがん
)
のような顔をしかめていった。
不沈軍艦の見本:――金博士シリーズ・10――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
伯父さんはぶりぶりして足を急がせたが、なにしろふとってるので頭と背中がゆれる
割合
(
わりあい
)
に
一向
(
いっこう
)
足がはかどらなかった。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
それは
或
(
あるい
)
は今から五、六十万年
或
(
あるい
)
は百万年を数えるかも知れません、その頃今の北上の平原にあたる
処
(
ところ
)
は、細長い入海か
鹹湖
(
かんこ
)
で、その水は
割合
(
わりあい
)
浅
(
あさ
)
く
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
案外
(
あんがい
)
にさばけた
挨拶
(
あいさつ
)
をして、
笑顔
(
えがお
)
を
見
(
み
)
せてくれましたので、
私
(
わたくし
)
も
大
(
たい
)
へんに
心
(
こころ
)
が
落
(
おち
)
つき、
天狗
(
てんぐ
)
さんというものは
割合
(
わりあい
)
にやさしい
所
(
ところ
)
もあるものだと
悟
(
さと
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
加之
(
それに
)
擧止
(
とりなし
)
がおツとりしてゐたのと、
割合
(
わりあい
)
に氣さくであツたのと、顔が綺麗だツたのとで、書生さん
等
(
たち
)
は來る度に、喰はずとも
交々
(
かはる/\
)
幾らかづゝ菓子を購ツて遺ツた。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
爲替相場
(
かはせさうば
)
が六
箇月
(
かげつ
)
の
間
(
あひだ
)
に
約
(
やく
)
一
割
(
わり
)
一
分
(
ぶ
)
回復
(
くわいふく
)
した
割合
(
わりあひ
)
から
見
(
み
)
れば
物價低落
(
ぶつかていらく
)
の
割合
(
わりあい
)
は
少
(
すくな
)
いのであるが、
輸入品
(
ゆにふひん
)
は
爲替相場
(
かはせさうば
)
の
騰落
(
とうらく
)
の
影響
(
えいきやう
)
を
受
(
う
)
けそれ
丈
(
だ
)
け
價格
(
かかく
)
が
騰落
(
とうらく
)
する
譯
(
わけ
)
であるけれど
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
俊亮自身は
割合
(
わりあい
)
落ちついており、肥田の兄にそのことを知らしてやったきり、強いて本人の行方を捜そうともしなかったので、彼は、それをさほどの大事件とも思わず、肥田がいなくなって
次郎物語:03 第三部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
おやじさんは、顔のこわい
割合
(
わりあい
)
にやさしい声を出して聞きました。
清造と沼
(新字新仮名)
/
宮島資夫
(著)
男は
割合
(
わりあい
)
に落ちついて見送っている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
園部は、
割合
(
わりあい
)
に元気に、美しい顔をニコつかせて帆村の前にあらわれた。それは如何にも自信あり
気
(
げ
)
に見えて、帆村探偵の
敵愾心
(
てきがいしん
)
を燃えあがらせた。
麻雀殺人事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
しかし
良人
(
おっと
)
は
私
(
わたくし
)
よりも
先
(
さ
)
きに
歿
(
なく
)
なって
居
(
お
)
り、それに
又
(
また
)
神
(
かみ
)
さまが、
時節
(
じせつ
)
が
来
(
く
)
れば
逢
(
あ
)
わしてもやると
申
(
まう
)
されましたので、そちらの
方
(
ほう
)
の
断念
(
あきらめ
)
は
割合
(
わりあい
)
早
(
はや
)
くつきました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
あすこに大きな黄色の
禿
(
は
)
げがあるでしょう。あすこの
割合
(
わりあい
)
上のあたりに松が一本生えてましょう。平ったくてまるで
潰
(
つぶ
)
れた
蕈
(
きのこ
)
のようです。どうしてあんなになったんですか。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
さうしたならば
銀行
(
ぎんかう
)
に
在
(
あ
)
る
金
(
かね
)
が
減
(
へ
)
る、
減
(
へ
)
れば
金利
(
きんり
)
が
上
(
あが
)
る。
或
(
ある
)
る
人
(
ひと
)
が十三
圓
(
ゑん
)
五十
錢
(
せん
)
の
金
(
かね
)
を
持
(
も
)
つて
居
(
を
)
つたとすると、
其金
(
そのかね
)
が一
圓
(
ゑん
)
の
割合
(
わりあい
)
で
減
(
へ
)
る。さうしたならばそれだけ
其人
(
そのひと
)
の
買
(
か
)
ふ
力
(
ちから
)
は
減少
(
げんせう
)
する
譯
(
わけ
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
従
(
したが
)
って
私
(
わたくし
)
としては
割合
(
わりあい
)
に
平気
(
へいき
)
な
気持
(
きもち
)
で
自分
(
じぶん
)
の
臨終
(
りんじゅう
)
の
模様
(
もよう
)
をお
話
(
はな
)
しすることができるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ところがそのへん、
麓
(
ふもと
)
の
緩
(
ゆる
)
い
傾斜
(
けいしゃ
)
のところには青い
立派
(
りっぱ
)
な
闊葉樹
(
かつようじゅ
)
が
一杯
(
いっぱい
)
生
(
は
)
えているでしょう。あすこは古い
沖積扇
(
ちゅうせきせん
)
です。
運
(
はこ
)
ばれてきたのです。
割合
(
わりあい
)
肥沃
(
ひよく
)
な
土壌
(
どじょう
)
を作っています。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ダリアは
割合
(
わりあい
)
に元気に窓のところに歩みよっては、パタンパタンと
蝶番式
(
ちょうつがいしき
)
にとりつけてある
雨戸
(
あまど
)
を合わせてピチンと
止
(
と
)
め
金
(
がね
)
を
下
(
お
)
ろし、その内側に二重の黒カーテンを引いていった。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
割合
(
わりあい
)
に小さな
細菌
(
さいきん
)
などはよくわかりません。
手紙 三
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“割合”で始まる語句
割合羽