“こうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
公園26.5%
講筵16.3%
光焔10.2%
溘焉8.2%
講莚8.2%
黄琬6.1%
後苑4.1%
侯淵2.0%
光煙2.0%
後園2.0%
(他:7)14.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこは、先刻さっきそのぐちまえぎた、おな公園こうえん裏手うらてになっていました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
小鳥ことりは、おびえたはな公園こうえん花壇かだんのすみのところにえますと、はなかえりみて、
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
小野村の倉沢義髄よしゆきを初めて平田鉄胤の講筵こうえんに導いて、北伊那に国学の種をまく機縁をつくったほどの古株だ。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
信州北伊那郡小野村の倉沢義髄くらさわよしゆきを平田鉄胤かねたね講筵こうえんに導いたのも、この正香である。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
けれど、彼がせいをうけた黒天黒地の無明むみょうの世界にも、トロトロとして巨大な一輪の光焔こうえんだけはえていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沼南が議政壇に最後の光焔こうえんを放ったのはシーメンス事件を弾劾だんがいした大演説であった。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
その結果、出来た図は八十枚程あるが、不幸その後中村先生は、二豎にじゅの冒すところとなり、大正十三年二月二十一日溘焉こうえんとして長逝された。
九月二十八日、ついに肺炎を併発し、二日の後溘焉こうえんとして永眠せられたのであります。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
されば他の諸山からも、心ある学僧の一慶様の講莚こうえんつらなるものが多々ございました。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
されば他の諸山からも、心ある学僧の一慶様の講莚こうえんつらなるものが多々ございました。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
その夜、王允はただちに、日頃の同志、校尉こうい黄琬こうえん僕射士ぼくやし孫瑞そんずいの二人を呼んで、自分の考えをうちあけ、
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王允おういん淳于瓊じゅんうけい黄琬こうえん皇甫嵩こうほすうなども、道の傍に、拝伏して、
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後苑こうえんに軍器を作り、密室に機謀を錬る、これぶんしたがうにあらず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その夜将軍家は近習も連れず、一人後苑こうえん彷徨さまよっていた。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
侯淵こうえんは矢を追いかけて、柳の下へ駈け出した。そして、
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして極めて合法的に石山本願寺のわたしはすんだが、そのあとで、一炬いっきょ、全山の堂塔伽藍どうとうがらんと、多年の築城的門塁もんるいは、三日三晩にわたって、炎々、大坂の空に歴史の光煙こうえんを曳いて、すべては灰と化してしまった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この公園は旧三十五万石を領せる池田侯爵の後園こうえんにして、四時のながめ尽せぬ日本三公園の一なり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
これにつきましては、当町長さまはじめ、警察けいさつの方々さま、当町有志ゆうしの皆々さまから一方ひとかたならぬご後援こうえんをいただき、一同感謝かんしゃにたえない次第しだい
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
この山の美しさは、恍焉こうえんとして私を蠱惑こわくする。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
やがて昇る朝陽あさひに、朱に染めた頭を集めて男体と女体が、この浩遠こうえんな眺めを覗きながら、自然の悠久を無言に語り合っている。
雪代山女魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
それはリシウムの紅焔こうえんでしょう。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
如何どんな事をするかも知れない、がわたしは死してののちはあの安らかな世にく様せめては一本の香烟こうえんを立ててもらいたいが、それも一度実家をでてこの家の妻となりしものが
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
やがて、香煙こうえんゆるがせて、おそおそふすまあいだからくび差出さしだしたのは、弟子でし菊彌きくやだった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
むらさき香煙こうえんが、ひともとすなおに立昇たちのぼって、南向みなみむきの座敷ざしきは、硝子張ギヤマンばりなかのようにあたたかい。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
するとパッと黄煙こうえんあがると見る間に、ふねも敵兵も瞬間に煙となって空中に飛散する。これが本当の空中葬……。それでおしまいでサ。
発明小僧 (新字新仮名) / 海野十三佐野昌一(著)