“かうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
講筵33.3%
香煙33.3%
香烟22.2%
講演11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大學のかたにては、穉き心に思ひ計りしが如く、政治家になるべき特科のあるべうもあらず、此か彼かと心迷ひながらも、二三の法家の講筵かうえんに列ることにおもひ定めて、謝金を收め、往きて聽きつ。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
昨日吸ひたる香煙かうえんの芳ばしき味ひ、しきりになつかしくて堪へ難きまゝに、われにもあらず長崎の方へくびすを返して、飛ぶが如く足を早むるに、夢うつゝに物思ひ来りし道程みちのりなれば、心覚え更に無し。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
蛋白石色オパアルいろ薔薇ばらの花、後宮こうきゆう香烟かうえんにつつまれてやす土耳古トルコの皇后、蛋白石色オパアルいろ薔薇ばらの花、絶間無たえまななでさすりのつかれ、おまへの心はしたたかに滿足した惡徳の深い安心を知つてゐる、僞善ぎぜんの花よ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
殘念ざんねんながら、博士はかせ講演かうえん拜聽はいちやうするをなかつたので、博士はかせ瓢箪山ひやうたんやまおよ新發見しんはつけん横穴よこあなつひて、如何どういふせつ發表はつぺうされたか、らぬが
新聞しんぶんには講演かうえん梗概かうがいたが、新聞しんぶん記事きじには、信用しんようはらはぬ一にんであるので、しようとせぬ)として、生意氣なまいきながらごとせつするのである。