“こうゑん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
公園81.8%
後園9.1%
後苑9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公園(こうゑん)の廣場(ひろば)は、既(すで)に幾萬(いくまん)の人(ひと)で滿(み)ちて居(ゐ)た。私(わたし)たちは、其(そ)の外側(そとがは)の濠(ほり)に向(むか)つた道傍(みちばた)に、やう/\地(ち)のまゝの蓆(むしろ)を得(え)た。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
スペイン人がキユバ島から自分の本国へたばこをもつて帰つたのは、十六世紀のことで、彼(か)れ等(ら)は自分達の後園(こうゑん)にそれを栽培したものだ。その後園をスペイン語では
海(うみ)も緑(みどり)の酒(さけ)なるかな。且(か)つ見(み)る後苑(こうゑん)の牡丹花(ぼたんくわ)、赫耀(かくえう)として然(しか)も靜(しづか)なるに、唯(たゞ)一(ひと)つ繞(めぐ)り飛(と)ぶ蜂(はち)の羽音(はおと)よ、一杵(いつしよ)二杵(にしよ)ブン/\と、小(ちひ)さき黄金(きん)の鐘(かね)が鳴(な)る。疑(うたが)ふらくは、これ、龍宮(りうぐう)の正(まさ)に午(ご)の時(とき)か。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)