黄琬こうえん)” の例文
その夜、王允はただちに、日頃の同志、校尉こうい黄琬こうえん僕射士ぼくやし孫瑞そんずいの二人を呼んで、自分の考えをうちあけ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董卓は自分を相国しょうこくに封じ、楊彪ようひょうを司徒とし、黄琬こうえんを太尉に、荀爽じゅんそうを司空に、韓馥かんふく冀州きしゅうの牧に、張資ちょうしを南陽の太守に——といったように、地方官の任命も輦下れんかの朝臣の登用も
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見れば、王允おういん黄琬こうえんの二人が、剣を執って、殿門の両側に立っているではないか。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分の父の黄琬こうえんは、むかし李傕りかく郭汜かくしが乱をなした時、禁門を守護して果てた忠臣です。その忠臣の子がいまは、心にもなく、僭上せんじょう奸賊かんぞくの権門に屈して、その禄をんでいるとは実になさけない。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
王允おういん淳于瓊じゅんうけい黄琬こうえん皇甫嵩こうほすうなども、道の傍に、拝伏して
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)