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難破船
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なんぱせん
ふりがな文庫
“
難破船
(
なんぱせん
)” の例文
何
(
なに
)
を
見
(
み
)
たもありません、
本船
(
ほんせん
)
左舷
(
さげん
)
後方
(
こうほう
)
の
海上
(
かいじやう
)
に
當
(
あた
)
つて
星火榴彈
(
せいくわりうだん
)
に
一次
(
いちじ
)
一發
(
いつぱつ
)
の
火箭
(
くわせん
)
、それが
難破船
(
なんぱせん
)
の
信號
(
しんがう
)
である
位
(
くらゐ
)
を
知
(
し
)
りませんか。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
それからまた、
難破船
(
なんぱせん
)
があって、ただひとりの人間が海面をただよっていても、やはり同じ自動監視鏡がそれを見つけて、警報ベルをならします。
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「なんだろう?」と、
彼
(
かれ
)
が、
瞳
(
ひとみ
)
をこらすと、
破
(
やぶ
)
れた
帆
(
ほ
)
を
傾
(
かたむ
)
けて、一そうの、
難破船
(
なんぱせん
)
が、
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
を
走
(
はし
)
っていたのです。
海のまぼろし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手
(
て
)
が、
砂地
(
すなぢ
)
に
引上
(
ひきあ
)
げてある
難破船
(
なんぱせん
)
の、
纔
(
わづ
)
かに
其形
(
そのかたち
)
を
留
(
とゞ
)
めて
居
(
ゐ
)
る、三十
石
(
こく
)
積
(
づみ
)
と
見覺
(
みおぼ
)
えのある、
其
(
そ
)
の
舷
(
ふなばた
)
にかゝつて、
五寸釘
(
ごすんくぎ
)
をヒヤ/\と
掴
(
つか
)
んで、また
身震
(
みぶるひ
)
をした。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
海岸には、
難破船
(
なんぱせん
)
のかけらと、まっ白になった骨とが、たくさんちらばっていました。
アラビヤンナイト:04 四、船乗シンドバッド
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
當番
(
たうばん
)
水夫
(
すゐふ
)
からは
何等
(
なにら
)
の
報告
(
ほうこく
)
の
無
(
な
)
い
内
(
うち
)
は
决
(
けつ
)
して信じません。
况
(
いわ
)
んや
此樣
(
こんな
)
平穩
(
おだやか
)
な
海上
(
かいじやう
)
に
難破船
(
なんぱせん
)
などのあらう
筈
(
はづ
)
は
無
(
な
)
い、
無※
(
ばか
)
なツ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
みんなは、
手
(
て
)
に
手
(
て
)
に、
武器
(
ぶき
)
を
持
(
も
)
っていました。それは、
竹槍
(
たけやり
)
や、たまたま
海岸
(
かいがん
)
に
打
(
う
)
ち
上
(
あ
)
げられた
難破船
(
なんぱせん
)
に
着
(
つ
)
いている、
鉄片
(
てっぺん
)
で
造
(
つく
)
られた
剣
(
つるぎ
)
のようなものでありました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
アフリカの
猛獣狩
(
もうじゅうが
)
り、熱帯での
鰐退治
(
わにたいじ
)
、サワラ砂漠の
砂嵐
(
すなあらし
)
、さてはまた、嵐に遭遇して、無人島へ吹きよせられた
難破船
(
なんぱせん
)
の話など、戸倉老人の口から綿々として語りつがれるとき
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
浮
(
う
)
き
袋
(
ぶくろ
)
に
取付
(
とりつ
)
いた
難破船
(
なんぱせん
)
の
沖
(
おき
)
のやうに、
提灯
(
ちやうちん
)
一
(
ひと
)
つをたよりにして、
暗闇
(
くらやみ
)
にたゞよふうち、さあ、
時
(
とき
)
かれこれ、やがて
十二時
(
じふにじ
)
を
過
(
す
)
ぎたと
思
(
おも
)
ふと、
氣
(
き
)
の
所爲
(
せゐ
)
か、その
中心
(
ちうしん
)
が
通
(
とほ
)
り
過
(
す
)
ぎたやうに
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
理屈
(
りくつ
)
を
申
(
まう
)
すぢやありません、
私
(
わたくし
)
の
越權
(
えつけん
)
は
私
(
わたくし
)
が
責任
(
せきにん
)
を
負
(
お
)
ひます。
貴下
(
あなた
)
は
信
(
しん
)
じませんか、
今
(
いま
)
現
(
げん
)
に
難破船
(
なんぱせん
)
が
救助
(
きゆうじよ
)
を
求
(
もとめ
)
て
居
(
を
)
るのを。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
あくる
日
(
ひ
)
、
海岸
(
かいがん
)
では、
大騒
(
おおさわ
)
ぎでした。
一人
(
ひとり
)
の
勇敢
(
ゆうかん
)
な
外国人
(
がいこくじん
)
が
難破船
(
なんぱせん
)
から、こちらの
燈火
(
とうか
)
を
目
(
め
)
あてに、
泳
(
およ
)
いできて、とうとうたどりつくと
力
(
ちから
)
がつきて、そこに
倒
(
たお
)
れてしまったのです。
青いランプ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ああ北極の
難破船
(
なんぱせん
)
! あれが着陸地らしい。
大空魔艦
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
難破船
(
なんぱせん
)
大空魔艦
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“難破船”の意味
《名詞》
難破船(なんぱせん)
難破した船。
(出典:Wiktionary)
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“難破船”で始まる語句
難破船引揚業者
難破船信號