“十二時”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ここのつ57.1%
じふにじ28.6%
こゝのつ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小田原を昨日きのう八ツ時分に出ましたんで、熱海へ着いて、対孝館へ送り込みましたが、昨夜ゆうべ、もう十二時ここのつ頃。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やがて十二時じふにじつた。女中ぢよちゆうとこりにて、ひとべて、ふたならべやうとたので
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小助こすけ前途ゆくて見渡みわたして、これから突張つツぱつてして、瓜井戸うりゐど宿しゆくはひつたが、十二時こゝのつしたとつては、旅籠屋はたごやおこしてもめてはくれない。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)