十二時じふにじ)” の例文
やがて十二時じふにじつた。女中ぢよちゆうとこりにて、ひとべて、ふたならべやうとたので
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぶくろ取付とりついた難破船なんぱせんおきのやうに、提灯ちやうちんひとつをたよりにして、暗闇くらやみにたゞよふうち、さあ、ときかれこれ、やがて十二時じふにじぎたとおもふと、所爲せゐか、その中心ちうしんとほぎたやうに
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)