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部分
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ぶゞん
ふりがな文庫
“
部分
(
ぶゞん
)” の例文
殊
(
こと
)
に
浮沈室
(
ふちんしつ
)
と
機關室
(
きくわんしつ
)
とは
此
(
この
)
艇
(
てい
)
の
最
(
もつと
)
も
主要
(
しゆえう
)
なる
部分
(
ぶゞん
)
ではあるが、
此事
(
このこと
)
に
就
(
つ
)
いては
殘念
(
ざんねん
)
ながら
私
(
わたくし
)
の
誓
(
ちかひ
)
に
對
(
たい
)
して
一言
(
いちごん
)
も
明言
(
めいげん
)
する
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
しかも、肩とか
胸
(
むね
)
とかの高くなつてゐる
部分
(
ぶゞん
)
に、ぼんやりした火の光をうけて、低くなつてゐる部分の影を一
層
(
そう
)
暗
(
くら
)
くしながら、永久に
唖
(
おし
)
の如く
默
(
だま
)
つていた。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
俄
(
にはか
)
に
空洞
(
からり
)
とした
燒趾
(
やけあと
)
を
限
(
かぎ
)
つて
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
後
(
うしろ
)
の
林
(
はやし
)
の
竹
(
たけ
)
は
外側
(
そとがは
)
がぐるりと
枯
(
か
)
れて、
焦
(
こ
)
げた
枝
(
えだ
)
が
青
(
あを
)
い
枝
(
えだ
)
を
掩
(
おほ
)
うて
幹
(
みき
)
は
火
(
ひ
)
の
近
(
ちか
)
かつた
部分
(
ぶゞん
)
は
油
(
あぶら
)
を
吹
(
ふ
)
いてきら/\と
滑
(
なめら
)
かに
變
(
かは
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
心
(
しん
)
のある
部分
(
ぶゞん
)
を
触
(
さは
)
つて
見
(
み
)
ると、
心
(
しん
)
は
堅
(
かた
)
く、
何物
(
なにもの
)
も
入
(
はい
)
つてゐさうにも
思
(
おも
)
へぬ。が、
捻
(
ひね
)
つてみると、カサヽヽと
音
(
おと
)
がして、
何
(
なに
)
やら
西洋紙
(
せいやうし
)
のやうな
感
(
かん
)
じもする。
私
(
わたし
)
は
急
(
いそ
)
いで、
端
(
はじ
)
から
振
(
ふ
)
つて
見
(
み
)
た。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
私
(
わたくし
)
は
家
(
いへ
)
に
歸
(
かへ
)
り、それより
終日
(
しゆうじつ
)
室内
(
しつない
)
に
閉籠
(
とぢこも
)
つて、
兼
(
かね
)
てより
企
(
くわだ
)
てゝ
居
(
を
)
つた
此
(
この
)
旅行奇譚
(
りよかうきだん
)
の、
今迄
(
いまゝで
)
の
部分
(
ぶゞん
)
の
編輯
(
へんしう
)
に
着手
(
ちやくしゆ
)
して
本書
(
ほんしよ
)
第三回
(
だいさんくわい
)
の「
怪
(
あやし
)
の
船
(
ふね
)
」の
邊
(
へん
)
まで
認
(
したゝ
)
めかけると、
日
(
ひ
)
は
暮
(
く
)
れ、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
も
稻妻
(
いなづま
)
と
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
彼
(
かれ
)
は
又
(
また
)
悠長
(
いうちやう
)
に
茶碗
(
ちやわん
)
をとつて
汚
(
よご
)
れた
部分
(
ぶゞん
)
を
手
(
て
)
でこすつて、
更
(
さら
)
に
茶釜
(
ちやがま
)
の
熱湯
(
ねつたう
)
を
注
(
そゝ
)
いで
足
(
あし
)
もとの
灰
(
はひ
)
へ
傾
(
ま
)
けた。
蓋
(
ふた
)
をとつたのでほう/\と
威勢
(
ゐせい
)
よく
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
る
水蒸氣
(
ゆげ
)
がちら/\と
白
(
しろ
)
く
立
(
た
)
つて
落
(
お
)
ちる
灰
(
はひ
)
を
吸
(
す
)
うた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“部分”の意味
《名詞》
部分(ぶぶん)
全体を幾つかに分けたうちのひとつ。
点。側面。事項。
(出典:Wiktionary)
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“部分”で始まる語句
部分木
部分蝕
部分々々