“西洋紙”の読み方と例文
読み方割合
せいやうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙片かみきれはたして横罫よこけい西洋紙せいやうしで、それひろげてると、四五つうもある。いづれもインキでノート筆記ひつきやうの無造作むざうさ字体じたいで、最初さいしよの一つうが一ばんながく、細字さいじで三頁半ページはんにもわたつてゐる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
しんのある部分ぶゞんさはつてると、しんかたく、何物なにものはいつてゐさうにもおもへぬ。が、ひねつてみると、カサヽヽとおとがして、なにやら西洋紙せいやうしのやうなかんじもする。わたしいそいで、はじからつてた。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)