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話題
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わだい
ふりがな文庫
“
話題
(
わだい
)” の例文
達磨
(
だるま
)
はそれぎり
話題
(
わだい
)
に
上
(
のぼ
)
らなかつたが、これが
緒
(
いとくち
)
になつて、三
人
(
にん
)
は
飯
(
めし
)
の
濟
(
す
)
む
迄
(
まで
)
無邪氣
(
むじやき
)
に
長閑
(
のどか
)
な
話
(
はなし
)
をつゞけた。
仕舞
(
しまひ
)
に
小六
(
ころく
)
が
氣
(
き
)
を
換
(
か
)
へて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
勿論
(
もちろん
)
私
(
わたし
)
などはどこへ
行
(
い
)
つても
唖
(
おし
)
の
方
(
ほう
)
であつた。
日本人
(
にほんじん
)
の
会合
(
かいごう
)
でも
話題
(
わだい
)
の
極
(
きわ
)
めて
貧弱
(
ひんじやく
)
な
方
(
ほう
)
といはなければならなかつた。しかし
照
(
て
)
れるやうなこともなかつた。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
一寸
(
ちよつと
)
話題
(
わだい
)
には
成
(
な
)
らうと
思
(
おも
)
ふ、
武生
(
たけふ
)
から
其
(
そ
)
の
道程
(
みちのり
)
、
實
(
じつ
)
に
二十七里
(
にじふしちり
)
である。——
深川
(
ふかがは
)
の
俥
(
くるま
)
は
永代
(
えいたい
)
を
越
(
こ
)
さないのを
他
(
た
)
に
見得
(
みえ
)
にする……と
云
(
い
)
つたもので、
上澄
(
うはずみ
)
のいゝ
處
(
ところ
)
を
吸
(
す
)
つて
滓
(
かす
)
を
讓
(
ゆづ
)
る。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
精神上
(
せいしんじょう
)
からみると、まことに
無意味
(
むいみ
)
な
浅薄
(
せんぱく
)
な結婚であったけれど、
世間
(
せけん
)
の目から
羨望
(
せんぼう
)
の中心となり、一
時
(
じ
)
近郷の
話題
(
わだい
)
の花であった。そして
糟谷夫婦
(
かすやふうふ
)
もたわいもない
夢
(
ゆめ
)
に
酔
(
よ
)
うておった。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
四国の
県
(
けん
)
のことが
話題
(
わだい
)
にのぼり、徳島県に高知県、香川県、——それから何だったっけな、と、
愛媛
(
えひめ
)
県を忘れた男が、ええ、といって考え込むような
恰好
(
かっこう
)
をしていると、俵的が
真剣
(
しんけん
)
な顔をして
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
▼ もっと見る
「まあ
可
(
い
)
いや。
心配
(
しんぱい
)
するな」と
云
(
い
)
つた。
御米
(
およね
)
はまた
何
(
なん
)
とも
答
(
こた
)
へなかつた。
宗助
(
そうすけ
)
は
話題
(
わだい
)
を
變
(
か
)
へやうと
思
(
おも
)
つて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わたし
)
は
再
(
ふたゝ
)
びS、H
氏
(
し
)
と
肩
(
かた
)
を
並
(
なら
)
べてゐた
時
(
とき
)
、これといふ
話題
(
わだい
)
もなかつたので、ふとI
子
(
こ
)
のことを
話
(
はな
)
した。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
話題
(
わだい
)
の
性質
(
せいしつ
)
から
云
(
い
)
つても、
自分
(
じぶん
)
とは
全
(
まつた
)
く
利害
(
りがい
)
の
交渉
(
かうせふ
)
のない
六
(
む
)
づかしい
事
(
こと
)
なので、
御米
(
およね
)
は
例
(
れい
)
の
通
(
とほ
)
り
默
(
だま
)
つて
口
(
くち
)
を
出
(
だ
)
さずにゐたが、
宗助
(
そうすけ
)
は
男
(
をとこ
)
だけに
幾分
(
いくぶん
)
か
好奇心
(
かうきしん
)
が
動
(
うご
)
いたと
見
(
み
)
えて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わたし
)
には
別
(
べつ
)
に
話題
(
わだい
)
がなかつたけれど、
何
(
なに
)
か
彼
(
か
)
にか
罰
(
ばつ
)
を
合
(
あわ
)
せることが
出来
(
でき
)
た。
微笑の渦
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
“話題”の解説
言語学における話題(わだい:Topic)は、主題(しゅだい、de: Thema、en: theme)、題目(だいもく)などともいい、文によって陳述される中心的対象をいう。文中に明示された場合には話題語(主題語)ともいう。日本語では話題が前の文と同じである場合には省略することが多い(主題役割というときの「主題」とは直接関係はない)。
話題化
(出典:Wikipedia)
話
常用漢字
小2
部首:⾔
13画
題
常用漢字
小3
部首:⾴
18画
“話”で始まる語句
話
話頭
話柄
話声
話合
話好
話敵
話振
話説
話者